Over

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

以前、とあるラーメン屋に行こうとする時、もしくはそのラーメン屋に行った後には、必ず同じ友人から電話が来る、という話を書いたことがある。何たるシンクロニシティか、と驚いたのである。

さて、昨日は車でちょうどあるCDを聴いていたらその友人から電話があり、まさに私がちょうど聴いていたそのCDを中古で買い逃したので、持っていたら是非貸してほしい、という件であった。

こうなってくるとシンクロニシティというか、実は私の行動が全て逐一見られているのか、という勢いであるが、これはちょっとなかなか凄いね。

そのCDってのはPortisheadの「Roseland Nyc Live」である。Portisheadブームなのである、我輩の中で。これは98年にリリースされたライヴアルバムである。オーケストラを従え、生楽器+サンプリングとかターンテーブル、という構成でのライヴである。あのPortisheadのライヴだからどんななんだろ、ライヴ用のアレンジなのかな、とかという期待と共に聴いたら、ほぼスタジオ盤と同じだった、というような感想を持った人も当時は多かったようである。しかしその「スタジオ盤と同じ」ような音でのライヴ、というのが実はとんでもないことなのだが。あのスタジオ録音作品の深い音像が、実は凄くシンプルな編成で構成されているのだ、ということに物凄い衝撃を受ける。つまりいかに彼らのアイディアが優れたものだったのか、ということを改めて認識させられるわけである。ライヴならではの劇的に異なるアレンジは「Sour Times」1曲くらいであるが、このアレンジが物凄くダイナミックで鳥肌が立つ。そして実はPortisheadの楽曲に於いて司令塔のような役割を果たしているのはターンテーブルだったのだ、ということにも気づかされる。勿論スタジオ盤と変わらぬBeth Gibbonsのヴォーカルも特筆すべきだが、スタジオ盤を聴いてからでないと、ちょっとこのライヴ盤の衝撃というのは味わえないかも知れない。そういやこのライヴの映像版も出ていたので、今更ながら見たいな、と思った次第である。