Old Dan Tucker

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

mixiの友人の日記にちらっと書いてあって、え?と思って確認してみたら。

元Mega City FourのWizが12月6日に亡くなってしまったぁ!!マジかよ、今年人が死にすぎだ!!

というか、本当にビックリである。Ipanemaで最近も頑張っていたではないか。しかもミニアルバムが良かったからアルバム楽しみだな、とか思っていたのに。もうあの声が聴けないのか、と思うと悲しみがつのるものである。私はMC4は活動中はちらりとしか聴いていなく(注:財政的な面のせいと「日本のジュンスカ」と馬鹿な『なんとか・オン』って雑誌で書かれまくってたから印象が良くなかった)、サード辺りから追いかけ始めたわけであるが、いまだに大好きでよく聴くバンドである。快活に飛ばす演奏は勿論のこと、多彩なリズムパターン、泣きのメロディ、とか色々ツボは沢山あって大好きである。そして勿論Wizのちょっとハイトーンのヴォーカルがまたたまらなかった。

ご冥福をお祈りします。

こういう時はあえてメガスとは無関係なものを聴くに限る。Bruce Springsteenの「We Shall Overcome」を聴く。サブタイトルに「The Seeger Sessions」とあるように、フォークのPete Seegerの曲、というかトラッドナンバーも含まれているからレパートリーというか、それらの曲を丸ごとカヴァーした作品である。ちなみにDVD付きである。本人も認めているように、ロックンロール少年だった彼はあまりPete Seegerを知らず、たまたま企画でカヴァーすることになったときに大量に聴き込み、それが今作につながったらしい。ということでオリジナルは1曲もないのだが、これがしっかりSpringsteenの作品として確立されているのには驚く。まあ、彼の声が入ればな、というのはあるのだけれども。それ以上に全体から伝わってくるド迫力、血管切れるんじゃないかというくらいの熱唱ぶりなど、その熱量がしっかりと伝わってくるからSpringsteen印の作品になっている、という考え方もできるであろう。ブラスもマンドリンフィドルも入った大編成バンドでの録音であるが、これがリハーサルなしのライヴ一発での録音だというのだから、本当に衝撃である。アレンジもほとんど決まっていなかった、ということも俄かに信じられない、しっかりとした演奏である。この迫力を上手くパッケージングできた、という点でこの試みは大成功だったと言えるのではないだろうか。本当にどの曲も郷愁のナンバーばかりでついつい聴きまくっては盛り上がれる、そんな作品になっている。流石ライヴの最後をSuicideの「Dream Baby Dream」で終える男は違うのである。