Wilson Rag

Harlem Shuffle Vol.2 2006.12.1.(Fri)@Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

●Guest DJ●
鳥井本英樹(SINDBAD)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft::  http://www.clubshaft.com/
HIGHCONTRAST::  http://www.vividsound.co.jp/highcontrast/

よろしくです!

最近なんかイケてない。否、別にイケてないのは昔からなのだが、どうにも最近ツイてない、と言った方が良いのか。

皮膚病はどうにも良くなってんだか変わらないのか悪くなってるのは判然としないし、鼻水は止まらないし、と身体はマザファカ三昧。仕事は言うまでもなく。この間某HMVのネットで買ったThomas FehlmannHolger Hillerの「Wir Bauen Eine Stadt」のアナログはここ最近稀に見る反りっぷり(新品なのに)で針圧上げないと飛ぶし、大体こんなに反ったレコード売って良いのか、って具合だし、挙句の果てには今朝車のキーをホールに突っ込んで回したらバキャという音と共に、キーレスエントリーの部分、というかキーの持ち手と言えば良いのか、その部分が砕けた。あまりのことに笑うしかなかった。だって車のキーが砕ける、だなんて初めて聞いた、というか初めて体験した。

本当は別にここに愚痴を書くつもりはないし、だからどうだ、ということでもないのだが、ここ最近あんまりなので、折角だからここに書きとめておこう、と思った次第である。何だろねえ、殺界って奴なのだろうか。何かこうなってくるとそろそろ数週間外に出ないで家に篭って修養とかしていた方が良いのではないか、という気がする。若しくは過日の「ぶらり途中下車の旅」で見た「ロックンロール法要」を体験するとか。もう全然まとまりがないのだが、要は何か抜本的に私か、若しくは私の周囲が変わらねばこの悪循環はますますエスカレートしてしまうのではないか、と怖い。

まあ明日はまた皮膚科に行くし、反ったレコードは何とか聴けるし(それでも誰か、直し方教えてください)、鍵は直してもらおうと思ったらべらぼうに高いのでスペアキーとの併用で何とかやっていこうとなったし、と意外に自分でも動いて何とか改善しようとはしているのである。でも、それ以上になんか禍々しいのでやはり何かこう、自分も頑張りますから周囲も何らかの形で良い方向に動いてください、と他力本願ぶりを全開にしている今日この頃である。まあ、宝くじあたったら全部チャラで良いな。

と誰に向って言っているのやら。Elizabeth Cottenの「Freight Train And Other North California Folk Songs And Tunes」でも聴いて大人しく過ごそうと思う。1958年リリースのデビューアルバムである、って彼女は1895年生まれなので63歳くらいのときの音源である。元々ミュージシャンではなかったそうだが、昔歌っていた曲を記憶を頼りにバンジョーとアクースティックギターで歌ったこのアルバム以降脚光を浴びたようである。非常に素朴なフィンガーピッキングで奏でられるギターの音は、実は結構独特らしいのだが素人の私には分からぬ。しかしこの優しい音色で爪弾かれるギターの音色には、そしてバンジョーの音色には、こんなこと言いたかないのだが癒されるものである。そして決して上手いとは言えぬ、というか寧ろ思いっきり超ど素人のヴォーカルは、しかしとてもひたむきであって、思わず微笑みがこぼれる。そして泣かされる。聖歌も数曲含まれており、聴いていると不思議と何とかなるんじゃないかなあ、こんな状態も長くは続かないだろうし、と謎に前向きになれたりするものである。やっぱりこんなこと言いたかないのだけれども、そういうセラピー的効果もあるような、素朴で力強く心を鷲掴みにする音楽である。