Love No More

Harlem Shuffle Vol.2 2006.12.1.(Fri)@Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

●Guest DJ●
鳥井本英樹(SINDBAD)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft::  http://www.clubshaft.com/
HIGHCONTRAST::  http://www.vividsound.co.jp/highcontrast/

よろしくお願いいたします↑

昨夜も寝てしまったので1日空けてしまったが、よくよく考えてみればブログ、というかネット上のこういう日記の場合そういうこともよくあるよな、とはたと思い当たった。私が毎日更新し続けていただけのことであって、勿論そうしている方々も多数いらっしゃるわけであるが、同時に大分間隔を空けて更新、という方々も多数いらっしゃるわけで、何ら奇妙なことではないのだなあ、とふと気づいた。何か偏執狂的に毎日更新せねば、という訳の分からぬ思いに駆られていたものであるが、そうもないのだな、と。

しかし雨が凄いのである。我が街では、20年前の集中豪雨時以来の雨量、とかいうことになっている。今朝もちょっと離れたドブ川(というとあれだが、道路の脇の側溝が小さい川みたいになっているところ、と想像していただきたい)が溢れんばかりの勢いだった。あんなのはここに住んで3年近くになるが、初めて見た。

ちなみにその20年前の集中豪雨の際には結構冠水した地域が多く、今私が生活している地区もその一部なのである。ということはだ、今回のこの大雨でも冠水する可能性がある、ということである。と冷静に書いてはいるが、これはやばいのではないか。床上とかそういう浸水にまで至らなければまずは良いのだが、これが浸水ともなるとちょっとコトである。

まあ20年前に比べ堤防も土手も高くなって整備されているし、と踏んでいるのだが果たしてどうなのか。考えていても不安になるだけなので、The Durutti Columnの「Vini Reilly」を聴く。自身の名前を冠した89年作である。この前年には彼はMorrisseyの「Viva Hate」で客演、そしてこの年には元FGTHのHolly Johnsonのソロアルバムでも客演、ということで珍しくいわば「外」に出ることが多かった時期の作品であるが、作品自体にはさほど影響はないようである。相変わらずの彼のエレクトリックギターやらアクースティックギターを大フィーチャーした穏やかな曲が並ぶアルバムとなっている。前作である87年の「Guitar And Other Machines」は結構アグレッシヴな側面も見え隠れするちょっとした意欲作だったのだが、今作はそれを通過した上でもう一度原点に立ち返ったような、初期を彷彿させる震えむせび泣くギターが印象的である。あとは、あれか、様々にひっそりとサンプリング(主に声)が随所で聴かれる点か。ということでなんだ地味なのかよ、とか思われるかも知れないが、彼の作品で地味でない作品はない。誤解を招くような表現ではあるが。しかしこれは派手地味という座標軸で語ることができない音楽なのだから全く関係ないのである。ということで、サード以降はちょっと個人的にはあまりしっくり来ない感じだったのだが、今作は非常にしっくり来て、何故か最近愛聴している。傑作だと思うのですが。ちなみにUK初回LPには、Morrisseyが歌っている曲(シングル「Suedehead」のB面の別テイク)、しかも音を間違って、笑ってしまって途中で終わってしまうヴァージョンの7インチが着いていた。これはCD化の際のボートラにも入っていない。まあ別に聴かなくても良いといえば良いのだけれども。