Sweetness And Light

しかしいつの間にかこのNag3を更新することも日課になってしまったなあ、とふと気づく。

朝起きて、朝食を食べて、仕事して、帰宅して、夕食を食べて、テレビ見て、Nagって、風呂入って、寝る、とかそういうサイクルになってしまっている。何か日課になってるのは良いのだけれども、半分は意地である。私は日記とかそういうものは(宿題等で強制されぬ限りは)リアル三日坊主だったわけで、そんなダメな自分を変えたい!!とかそんなイタイ思いはこれっぽっちもなかったものの、根っからの負けず嫌いな故に、やったろうじゃないかい、という思いがあったりもするわけである。

別にねえ、「しなきゃいけない」というものでもないのに。というか、私の場合「しなきゃいけない」ということ以外でこんなにせっせとやってることって、実はNag3くらいしかないのではないだろうか。とくに毎回これ!というネタもないままに毎日やっているのは、果たして意味があるのかないのか、甚だ疑問であるが、この世の中意味あることだけ求めて生きていたら、全員燃え尽きてしまう。こういうことに血道をあげることで、多分私は逆説的に燃え尽きるのを防いでいるのかも知れない。

決してストレス解消になるわけでもなく、また「こうなりたい!」という思いがあってやっているわけでもない、はたまた日々の記録でもない。そんなぼんやりと続いているNag3であるが、あれすかね、そろそろギラギラと、なんか「認められたい」とか「のし上がりたい」とかそういう「あわよくば」の思いをガンガン出していった方が良いのですかね、「憧れられたい」とか。まあ、こういう小ネタ放出の場、なのか。あ、アフィリエイトは売れて欲しいものであるが。(←これが一番ギラギラした思いが噴出しているかも知れない)

とりあえず当分続ける所存でありますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ということでLushの「Gala」を聴く。デビューミニアルバムとその後の2枚のEP、そしてABBAのカヴァーと再録曲を収めたコンピ盤なのである。思えば私は当時デビュー当初から追いかけていたので「こんなお得なコンピが出てしまうだなんて」と泣いた記憶がある。こないだのTortoiseのボックスで泣いたりした私であるが、どうやら16年も前から進歩がないらしい。デビューミニアルバムでは結構アグレッシヴなドラムに切っ先鋭いギター、若干つっけんどんな女性ヴォーカル、ということで4ADにしてはクールな感じの、そして結構ハードなバンドが出たなあ、と思ったものだが、その後はCocteau TwinsのRobin Guthrieプロデュースで成層圏で鳴っているようなシャーとかいってるギターと加工されたヴォーカルで、随分化けるものだなあ、と感心したものである。しかし実はどの曲も微妙なコード展開をベースにしつつ、メロディアスなのである。だから決して雰囲気ものに終わらない、何と言うか底力のようなものをビシビシ感じる。この後にリリースされた正式なファーストアルバムではもろにCocteau Twins路線ながらも瑞々しい音を聴かせ、その後渋く重厚になったセカンド、そして突き抜けてどポップになったサード、とどのアルバムも力作揃いであったなあ、と今更ながら思い起こされる。まあ当時はフロントのミキ嬢、エマ嬢のアイドル的な魅力も結構プラスはされていたとは思うものの、そこら辺を引いて考えても良いバンドだったなあ。シューゲイザーバンド、と考えることも勿論できるのだけれども、そういう要素は多分このコンピレーションから一番感じられるかも知れない。久々に聴いたらえらい新鮮で、何故か感動してしまった私である。