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野本かりあ at Caramel London Star☆
DATE :2006 8/26(sat)
    19:00start 24:00closed
    at Caramel London Star
PRICE:Door 3,000yen(2drink)
    ADV 2,500yen(2drink) ☆前売りは限定50枚☆

LIVE :野本かりあ (columbia*readymade)
DJ's :野本かりあ,菅井ヒロシ,
   tdsgk,noriconne,geeepang他

明日から土曜日辺りまでちょいと留守にしますので、こちらも土曜日までお留守になります。その間よろしくお願いいたします。

夏バテとは無縁で今日も昼から吉野家で牛焼肉丼、の私ではあるが、そういえば米国牛肉輸入再開か、とふと思い出したりしたのだった。ちなみに今日は蒸し暑くて死ぬかと思った。

果たして大丈夫なのだろうか、と誰もが思っているはずなのだが、何故輸入が再開できるのだろうか。いや、それまできちんとした処理とか検査とかやってきた実績とかがあるのならば、まあ、百歩譲って、と思えるのだが、何度も何度も不手際が報道されているのに、どうして輸入再開なぞできるのかな。とても不思議だ。

何か安心して色々なものを食べたいのだが、それすらままならぬこの世の中は、なかなか辛い世界である。完全に安心(と思われる)食べ物はあるけれども、お金がかかる。となるとなかなか食べられない。そうなるとやっぱり危険かも、という可能性があるものを日常的に食べて行くしかないわけである。あんまり政治的な駆け引きとか、実際の危険性とか、そういう詳しい突っ込んだ話はよくはわからないのだけれども、市井の民の1人としてぼんやり牛焼肉丼(辛口)を食べながら思ったりした次第である。

生きる、ということは危険と隣り合わせなことは重々承知しているけれども、食事をしている時が一、二を争うくらい幸せな瞬間である私としては、そんなささやかな幸せが危険と表裏一体であることに非常に悔しさを覚えるのである。食いしん坊だからねえ。ちなみに今日の夜はトマトとピーマンのピクルスの冷製パスタじゃこ乗せ、を作る予定であるが、果たして安全なのだろうか。

と思いつつも、もう良いじゃん、死ぬときは死ぬんだよ!という勢いで生きていくしかないのか。SPKの「Auto Da Fe」を聴いているとそういう気もしてくる。多分今日の夜も料理しながら聴くと思う。これは彼らの初期〜中期の曲を集めたコンピレーションである。精神病院で働いていた看護士とその患者によるユニット、というだけでもかなり過剰ではあるが、ここでの音楽もまた一言で表すならば過剰である。もう突き抜けすぎのヴォーカルというか絶叫、そして結構ビートが効いている初期、メタルパーカッションの重厚な響きとエフェクト加工された音がマックスのヴォリュームでこちらに特攻、そして何気に土俗的な太鼓の響きがこの上なく重苦しい中期、と全く一息つく暇もないほど重厚濃密過剰な音世界で聴き倒す、という表現がぴったりである。後に自殺してしまう患者さんのアジテート気味のヴォーカルは最早何を言っているのか全く分からないのだが、ライヴでは羊の脳味噌食べたり、火炎放射したり、とアートワークも含めて所謂「ノイズ」もののイメージを作り上げてしまった、という功績(功罪?)は素晴らしい。しかし意外に音楽的にはジャーマンロックっぽいビート展開や「I Wanna Be Your Dog」のようなベースラインの曲も初期には見られ、かなり人懐っこい、とは思う。しかし前述したとおり、音のレヴェルやら何やらが全てに於いて過剰で、明らかに一線を越えた凶暴なロックンロールではある。ある意味夏に辛味噌ラーメン食べるような、そういう世界。しかし考えてみると、食材の危険性云々、よりもこういうの聴きながら料理、という方がよっぽど危険なのではないか、と思えるが気のせいだということにしておこう。