Steal Away

↓今日です!お時間ある方はぜひ!

"AOBA NU NOISE"

07/25(tue) @SHAFT
19:00〜25:00 1000yen(1d)

BAND act
●-W-(Waikiki Champions)
http://waikiki-champions.hp.infoseek.co.jp/w.shtml
●HIDARITE
●AVA

DJ's
●E-TALKING CREWs
 "KAAAANJI , TASHI-ROCK , MAIKOR"
●EVOL(LOVE RECORDS)

↓そしてこちらは来週です!

DADA DANCE 2006.8.4.(Fri.)@ADD
2000YEN/2Drink

DJ:AKILLAVENUE
 DOUBLE DEATH AND CLEANING CITY
 SUK"URU
 TEPPEI OMORI

LOUNGE:TDSGK.DOON(DEJAVU)

我が家のコンポのカセットデッキイカれてしまったのであった。

しかし考えてみればこのコンポ、もう18年目に突入しているのである。その間CDプレイヤーを2回修理に出しただけでずっとしっかりと動いていたのは驚きといえば驚きである。

それまでに使っていたコンポが約2年ほどでデッキやらアンプやら何やらがイカれてしまったので、当時の主流であった「ミニ」とはいえども、今のサイズから見ればかなりでかいコンポを導入したのであった。当然ながら当時は中学生であるので買っていただいたものなのだが、ここまで長持ちすれば元は取れたと考えられるだろう。

しかし、カセットデッキが壊れてしまったお陰で、カセットが聴ける環境が車の中にしかなくなってしまったのには些か寂しさが残る。まあ、ここ最近はずっとカセットを聴くこともなく、使ってはいなかったのだけれどもいざ使えなくなってしまった、となると何かそれはまずいのではないか、と不安になってきてしまうから人間不思議な生き物である。

思えば、車の中ではカセットが聴ける、のだが私が乗っている車もマイナーチェンジ後はMDプレイヤーとCDプレイヤーのみの装備、となってしまっている。今ではipod nanoをそのまま聴けてしまう車もちらほら出てきているらしい。メディアの進歩は日進月歩、ということを如実に感じる昨今である。

ポータブルの録音再生MDプレイヤーも一応家にあることはあるのだが、使用頻度は極端に少ない。むしろ人にプレイヤーを貸すことの方が多いのではないか、というくらいである。やはり私くらいの年齢だとエアチェックして延びるくらいまで聴きまくった、レコードからダビングしてA面の最後の数秒が切れてしまった、とかそういうカセットの方が愛着があるように思うが、こんなのは単なるノスタルジーに過ぎない、と自覚もしている。でも若干の寂しさが残るのは理解してもらえるであろうか。

とか何とか言いつつ、今後カセットを聴く機会もあまりないかなあ、とは思うので修理には出さない方向である。時は流れる、ということなのだろうな。

Carla Bozulichの「Evangelista」を聴く。Willie Nelsonの「Red Headed Stranger」をアルバム丸ごと、ご本人も交えてカヴァーしたことから一部の注目(ごく一部ではあるが)を浴びた彼女の新作である。元々は一応「インダストリアル」とか形容されるEthyl Meatplowのメンバーだったり、Lydia Lunchと交流があったり、というお方なので結構気合い入れて聴かないとな、と思っていたが、なかなかに手ごわいごっついアルバムである。上記のアルバムでは「歌い手」としての彼女をしっかりと確認できたわけであり、それはそれで素晴らしかったのだが、今作はヴォイスパフォーマーとしての彼女の側面をしっかりと確認できる。しかしそれがDiamanda GalasとかTamiaとかの絶叫阿鼻叫喚系になるわけではなく、あくまで歌にしっかりと寄り添い、時に大きく離れ、という感じなので無茶苦茶にやっているようには聴こえない。むしろ曲をより一層効果的に聴かせるための方法として彼女の声が存在しているような、そういう印象を受ける。勿論普通に切ないメロディをカントリー風に歌い上げる曲もあるので、とても楽しめる作品である。でも、ドローンのような微音の上に唐突に彼女の叫び込みの声が切り込んでくると、かなりドキドキさせられる。アメリカーナ、っていうのですか、そういう色合いも感じられる、とか書いておきながらアメリカーナのことをあんまり詳しくは知らない私なのであった。