In A Big Country

tdsgk2006-07-08

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

今日なんです。明日はないかも知れないんだぜベイベー!よろしくお願いします!

と、今週一週間はテンションが高いNag3をお届けしてまいりましたが、それは多分実生活に於いて風邪っぽかったり、疲労していたり、ということの表れなのではないか、と思ったのだった。

気持ち的には勿論今日のイヴェント楽しみだなあ、というのは根底にあって。しかしうわ鼻が出るわくしゃみが出るわ物凄く頭痛いわ、という日々と、うわ今フラッと来たフラッと、という日々の連続の一週間だったわけである。しかしてNag3は私の体調その他に関わらずテンション高い、というのはどういうことだ。

このNag3での言葉群はあれか、「私」を喰って栄養を付けこのネットの画面上で暴れまわっているというのか。いや、そもそも「私」の頭の中から出てきたものではないのかこの言葉群は、待てその前に「私」ってなんだうわああああ言葉に殺されるぅ。

というパラノイア状態に陥ったまんまの選曲で今晩、お会いしましょう。Big Countryの「Through A Big Country」を聴く。Stewart氏(元Skids)が自死なさってからも随分経ち、今更聴いている人もあんまり少ないかも、のスコットランド出身、彼らのベスト盤である。思えばファーストが出た頃は「解散したThe Jamの後を担うのは彼ら」みたいな話があったり、期待も人気も高かったはずである。今思うと大分立ち位置違いすぎなんだが。どっしりした馬鹿テクリズム隊とその上を当時「バグパイプギター」と評された独特のフレーズを弾くギター、そしてあっついヴォーカル、というこれであっつくならねえ奴はいねえ、とコップ酒片手にクダをまきたくなる、そういう音楽である。後期はアメリカ寄りの姿勢が見え、結構プロダクションもへヴィになったものだ。しかし彼らの持ち味で叙情的なメロディ、印象的なアレンジは決して変わることはなく、実直なバンドだったのだなあ、と感じられる。U2になってもおかしくはなかったはずだ。何故彼らはU2になれなかったのか、同じようにSteve Lillywhiteプロデュースで脚光を浴びたのに、とか考えながら聴いてたら朝っぱらから泣けてきた。それは叙情的なメロディも相まって、のことだろうと思うのだが。兎に角聴かずに埋もれさせてしまうにはちょっと勿体ないし、今聴いても全然音が古くなってないのが衝撃。