I Wanna Be Yourself

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

明後日ですから、アメニモマケズカゼニモマケズによろしくお願いいたします。

さて、我が宮城県には「みやぎ夢大使」というものがある。これはグループ魂の「東北の魂」(アルバム「荒ぶる日本の魂たち」に収録)荒ぶる日本の魂たちという超名曲の中にも歌いこまれているのだが、たとえば宮藤官九郎のように宮城県出身で、様々な分野で全国的に活躍している人が任命されているようである。となるとカトゥラ・トゥラーナとかはどうなのや?とか責任転嫁はどうなのや?とかかの香織は?とかいう意見もあるかとは思うが(←ない)まあ、そういうことである。

嗚呼、みやぎ夢大使、生きる目標にしてえなあ、とか別に全く思わないのだけれどもノミネート候補くらいにはなんとなくなってみたいのう。それは別に名誉が欲しい、とか有名になりたい、というものではなくせっかくだから生きているうちに一度くらいは、大ネタを作ってみたいのう、という思いからなのである。だから別にみやぎ夢大使じゃなくても大ネタという観点で行けば、レコ大とっちゃうとか、直木賞とっちゃうとか、二科展出しちゃうとか、もう何でも良い。

でも、そういうのを狙って何かを作り出すって、結果として絶対つまらないものしかできないと思うのだ。だから何も狙わず、それどころか何も作り出さない。それでレコ大とか直木賞とか二科展とかを狙うのだ!

今日は頭おかしくなってしまったのだ。Nickey And The Warriorsの「I Love Warriors 1986-1987」を聴く。アマゾンにはないらしい。これはタイトルが物語る通り、わずかな期間の彼等の絶頂期の音源、たとえばKINGレコードからのスプリットアルバムの曲とかCaptainからのアルバムとか、ライヴとか、を集めたコンピである。ずっと聴きたかったのだがなかなか機会がなく、ここでまたありがとう、ラヴレコ、なのだが。女性ヴォーカルのポップなパンク〜ロックンロールバンド、という説明だけで事足りてしまうくらい、直球でそういう音楽である。そしてまた86,7年、ということで当時のサウンドプロダクションが施されており、そこがまあ、今聴けるか聴けないか、という分かれ道になってしまうかと思う。しかしこの何ら衒いがない、時にRamonesの、時にSex Pistolsのフレーズまで援用してしまいながら次々に畳み掛けてくるロックンロールに抗える人はそういないはずである。ということで昨日のThe Detroit Cobrasに続き、「こういうのが突如聴きたくなる現象Part2」なのである。しかしメンバーが後のゾルゲだのBJCだのラフィンだのジェットボーイズだの、そういう観点から見ても重要なバンドだったのだなあ、ということも感じさせられる。まあ、ね、正直に言えばちょっと気恥ずかしい歌詞とかコーラスアレンジとか、あることはありますよ、でもそういうのをぶっ飛ばしてくれる勢い、がこのポップなロックンロールサウンドには詰まっているのである。ミチロウ先生プロデュース楽曲も良し。