Quicksand

tdsgk2006-07-04

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

今度の土曜日です、よろしく!!マジで1人でも多くの方々と楽しみたいのです。

私が年に3,4回しか髪の毛を切らない人間であるというのはもうお馴染みかとは思うのであるが、そろそろ髪の毛がうざくなりつつあるのだ。

思えばこの間切ったのは3月末だったか。しかもその時にいつも切ってくれる美容師さんに「あけましておめでとうございます」とか言った記憶があるから、大したものだ自分。しかもその美容院には6年以上通っているというのに「いまだに常連さんって感じしないですよねえ」と言われるくらいだからこれまた大したものだ自分。

ということで髪を切ってから早3ヶ月強。そろそろ切りたいなあ、と思っているのだが、まあ金がないのはいつものことである。問題は髪の毛を切りたいな、と思い始めると暇が途端になくなってしまうことである。少なくともどうやら今月中は行けないようである。平日はどうしてもアレだし、土日も今月は見事に行事が目白押しなわけである。となると、やはり来月の早いうち、とかそういう世界であろうか。そう、それだけで優に1ヵ月は経過してしまうわけで、さてどれくらいの髪の毛の長さになっているのだろうか。恐ろしい、想像するだに恐ろしい。

何事も早め早めの行動が大切なのだなあ、とこのうざい頭を抱えつつDavid Bowieの「Hunky Dory」を聴く。David Bowie名義ではサードにあたる71年のアルバムである。「Ziggy Stardust」前夜、という感じが漂うアルバムではあるが、私はこのアルバムがどうしても好きである。それは偏に彼のヴォーカルのせいである。以降のアルバムでも勿論そうなのであるが、彼の「声」が何とも居心地の悪い感じなのはこの作品がぶっちぎりであろう。高いのだろうか、低いのだろうか。はたまた美声なのだろうか、通りにくい声なのだろうか、近年の彼の作品を聴いても必ずひっかかる点がこのアルバムでは顕著である。そしてそれがまたこのアルバムの美しいバラードがあれば、グラムロックのプロトタイプみたいなナンバーから、奇妙なナンバーまで、という感じのとっちらかった感じの作風とマッチして、何者でもないDavid Bowie像が浮かび上がるわけである。しかしアクースティックギターの響きが印象的なナンバーが多く、どちらかと言うと内省的な、それでいてどこか楽天的な雰囲気が漂うところも掴みどころがなさすぎて素敵である。こうして色々と彼の作品をずーっと聴いて思ったのだが、やはりこいつはとんでもない男だったし、いまだにとんでもない男なのだなあ、ということである。基本的になんか好きなものに忠実なままにやっているだけなのだろうけれども、それが全てギリギリの線で「やってくれるなあ・・・」というレヴェルに(まあ微妙なものもあるのだが)なっているのは、40年近くも天才の綱渡りの離れ業を見せ付けられているようなものなのである。それって意識しないと気づかないかも知れないけれど、凄いことである。