Step On

tdsgk2006-06-29

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

マジで1人でも多くの方々に楽しんでいただきたいです!

こうも日々ささくれ立った生活をしていると、いかに小さな喜びを発見するかが大きな課題になってくるわけである、己を保つために。私にとって、そんな小さな喜びの1つにお菓子が挙げられると思う。

カロン、というお菓子があるのを知ったのはここ数年くらいのことか。それまでポポロンとかマコロン(これは近いように思うが、駄菓子、という範疇に収められるものであろう)とかくらいしか知らなかった無学な石ころの私だったわけであるが、我が家の近所にマカロンで有名な洋菓子店があり、そこのマカロンで初体験したのだった。食べてみて、こんなにもすばらしく夢のようなお菓子はあったものなのか!と滂沱の涙を流したものである。

ということで好きなお菓子ランキングにマカロンが赤丸急上昇で登場してからちょっと経つのだが、先日お土産で銀座のダロワイユ、なる有名なお菓子屋さんのマカロンをいただいた。これまで我が家の近所の店のマカロンが私にとってのマカロンの全てであったのだが、これはマカロン、というものに対しての考え方を根本から改めさせられるようなものであった。

ご近所マカロンはしっとりとしていて、若干粘っこい食感である。対してこのダロワイユのはふんわりとしており、まるでスポンジケーキのような感じも若干するようなものであり、同じ「マカロン」の名を冠しながらもこんなにも性質が違うものなのか、と稲妻に撃たれたような衝撃を受けたものである(勿論、過剰な表現であることは百も承知である)。

深い、深すぎる。マカロン。色とりどりなマカロンが並んでいるのを見ると、もっと研究したい、という思いが心のそこから湧き上がってくるのを感じる。ということで、もしも我が家にお土産でも、とお考えになったらばぜひ迷わずマカロンでお願いしたいところである!

と図々しいお願いをしたくらいにして。しかしマカロン、って何か見た目も丸くて色とりどりで可愛いし、何より語感が良いではないか、マカロン。良いなあ、マカロン・・・。ってもう31歳の私なのである。でもね、ほら小さな喜びでも探さないとやっていけないわけである、この渡世。

Happy Mondaysのベスト盤を聴く。これも今日の喜びか。白状いたしますと、私はマンデーズのあっついファンではなかった。アルバムとかシングルとか持ってたけど、手放したり、とかそういう愛情の薄い行動をしていたものである。しかしちょっと最近また気になり始めこのベストを聴いているのだが、15,6年かかって、遂に私はHappy Mondaysに目覚めたのであった、ってそんな大げさなことでもないのであるが。とにかくベースとドラム、時に打ち込みの絡み具合が腰に来る、ぶっといグルーヴを作り上げており、かなりの快楽指数の高さである。加えて吐き捨てるようなヴォーカル具合も全体のうねりを効果的にする役割を果たしていて、至極たまらないのである、超今更ながら。まあ、マンチェブーム、というかいわゆるインディダンスムーヴメントってのは大層面白いものだったわけであるが、ここまでこってりとした感じ、というのがたぶん私には苦手だったのであろう。それがここに来てどうにもこうにもたまらないものになってしまうのだから生きていると何かしらあるものだのう、と感慨もひとしおである、ってそんな大げさなことでもないのであるが。映画「24 Hour Party People」のお陰でアンセム化してしまった(ま、実はそれ以前からではあるのだが)例の同名曲も入っているし、再発見用としても入門用としても美味しい感じではある。ただ「Hallelujah」は違うヴァージョンだと嬉しかったなあ、とまたもや我儘なことを言いたくもなったりして。まあ、それはとにかく今日はこのグルーヴを頭で反芻しつつ乗り切ってみようではないか。