I'm A Ghost

tdsgk2006-06-27

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

マジで1人でも多くの方々に楽しんでいただきたいです!

私はあまり苦手な人間って少ない方だと自分では思っているのだが、まあいることはいる。何でなのかな、とか考えたりしたのだが、最近わかった。こういう人間は苦手だ、というタイプが。まあ、こんなこと書くのもどうかとは思うのだけれども。

「自分は○○したことがある」「自分は△△を見てきたからわかる」とかすぐ言う人間は苦手だなあ、と思ったのだった。いや、経験してきたことは素晴らしいことだし、まあそれはそれなのだが、言うことによって周囲に対して優越感に浸るだけの、つまりその経験を自慢して周囲にはなんらそれから得られるものをフィードバックさせないような、オチをつけないような人間は苦手だなあ、と思ったのだった。だからついつい私としては「はい、それはわかりました。で?」と聞きたくなってしまうのであった。言わないけれども。

って言うかそういった経験はその人にとっては有益なのかも知れないが、それを周囲に対して有益なものとして広めない限りは、別に言わなくても良いじゃんねえ、とか思うのだ。そういう人間を見ると、何と言うか、人間のレヴェルが卑しいものだのう、とか思ったりもするのだ。わたしだけ?

とは言うものの、自分でこれに気づくのは難しいものなのかも知れぬ。良い反面教師の例を得たものだ、ということで自戒しながら生きていく私なのである。Ted Leo / Pharmacistsの「Hearts Of Oak」を聴く。元Chiselの方のソロユニット、セカンドアルバムである。彼の書く曲はツボを押し捲るメロディが津波のように襲ってくる、まるでMega City Fourのようなポップなナンバーばかりである。ファーストからの曲は某Beat Crusadersも引用していたように記憶しているが、それくらいポップでメロディアスである。加えてTedさんのヴォーカルも、非常に良い意味で青い。そして伸びやかなので、ネオアコ的なサウンドアプローチでも十分映えるであろうと考えられる程である。しかし、そのポップなメロディが1曲の中に2,3曲分も詰め込まれたようなつくりになっており、展開がすごいのである。だから全体としては、あれ、あのメロディはこの曲の中で出てきたんだっけ?と思わず考えさせられるような印象がある。無論、それは悪いことではなく迸る彼の曲作りの才を見せ付けられる思いがして、舌を巻くばかりである。そして印象的なのは全体を貫く小気味良いギターのカッティングと疾走感で、もうこんな梅雨空をふっ飛ばしそうなくらいの勢いである。でもどこか過剰な感じがして、それがまた魅力なのだな、と気づいた次第である。