Sea

tdsgk2006-06-25

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

日本全国からお待ちしております!

今1つ日記書いたら消えたのや。で、頭に来たから違う話を書く。

一時期私は気狂い入ったようにブックオフに行っていたのは、私のことをよく知る人ならご存知かと思う。

しかしここ2ヶ月くらいは行っていなかったのである。何と言うか私の中の「シェイプアップ欲」が高まると同時に、ちょっとブックオフィングはそれに相反する行為であるので、自然と離れていたのである。

ということで先日実に久々に行ってみたのだった。前行った時に見かけたものが今頃気になったので。まだあると良いなあ、と思いつつ勤務地からの帰り道にあるお気に入りのブックオフに寄ってみたのだった。

まだあった。というかそれどころか、品揃えがほとんど変わっておらず見慣れたものばかりである。これはブックオフィングの醍醐味半減どころか9割減である。また、安くなっていたら良いなあ、ちょいと高すぎだもんなあ、と思っていたもの(Husker Duなんですが)がビタ一文も安くなっておらず、がっくり来たのであった。

しかも坂本龍一の定価1050円のEPが1000円だったり、果てはPrimal Screamの「Riot City Blues」が定価2520円なのに2600円で売られたりしていて、何なのや、なめてんのか、と。

でもまあとりあえずお目当てのものを手にレジに向かえば誰もレジにいない。そこでブザーを鳴らすと、中途半端に髪の長い、声の高い男性が微妙にアクションを決めながら(伝わるだろうか、この感じ)カウンターに向かってきたわけで、結構がくー、となる事態であった。

やはり、あれか、定期的に私が在庫的にも何か喝を入れないといけないのだろうか。そして店員を細かくウォッチしたりしないといけないのだろうか。

などと誇大妄想狂のようなことを考えつつ、Codeineの「The White Birch」を聴く。94年、Sub Popからのリリースである。この時代はグランジの嵐が吹き荒れていたわけで、その嵐の中心と考えられていたような同レーベルからのリリースでこういう音、っていうのは圧倒的に不利だったはずである。今で言うサッドコア、というかスローコアと言うか、そういう音、と考えて良いと思う。兎に角悲しみを湛えたような音色のギター、そしてひたすらスローなテンポをキープするリズム隊。そういう音の上に、呟き的なヴォーカルが乗っかる、という音なわけである。時折音がでかくなったりもするのだが、それもまあ一瞬の出来事で、基本的には「静」である。であるからして、正当は評価は得られなかっただろうなあ、当時、と考えるには十分である。しかし、だからこそ今聴くと凄くしっくりと来る。と言うか今聴いて面白い音楽である。一時期のLowのような、遅くなったPond、のような音、と言えば伝わるだろうかどうだろうか。まあ、地味なのである。しかしそれ故に滋味があるのだ。ジャケも含めて、少なくとも今の私にはかなりグッとくる音楽であることは間違いない。果たして今は何をしているのだろうか・・・。