First Scream

tdsgk2006-06-24

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

日本全国からお待ちしております!

まあ、私は結構閑静なところに住んでいるのだが(注:ガラはあまりよろしくはない)、この季節、皆夜も活動的になってきて、意外に人の声が聞こえる。それも尋常ならざる声が。

以前は物凄く風の強い夜、風の音に混じってドアをドンドン叩く声となんらかを叫ぶ男の声が聞こえて怖かった。私が推測するに、多分女の家の扉を悔し紛れにドンドンやっていたのではないか、と思われる。ドラマ見過ぎ感漂う一幕である。

この間はベランダでタバコを吸っていたら、「うぉー!!!!!!」みたいな絶叫が遠くから聞こえてくる。一回だけだったら断末魔の叫びかも、とそれはそれで怖いが納得はいく。しかし1分おきくらいに「うぉー!!!!!!」と聞こえてくる。何だろう、と思っていたら、遠くの橋の上を自転車を押しながら歩く人影があり、どうもそちらから聞こえてくるのであった。なんなのや。

またこの間の土曜日は昼間、近くの土手の上からあややの「桃色片思い」が聞こえてくる。はて、と思いつつ見ていたら男子中学生の群れが学校のジャージ姿で皆で合唱しながら歩いていた。まるでJoan Of ArcのTimみたいな声の裏返り具合が結構イルなヴァージョンであった。これは名曲だし面白いから許す。

しかし何だ、ウチの近所。皆何かたまってんのか。そんなに発散したいのか。

かくいう私は爆音で発散しているからあまり人のことは言えない。With Loveの「A Great Circle」を聴く。イタリアの激情?カオティック?ハードコアバンドのUSデビュー盤フロムGSL、である。しかもDVD付き、特殊ジャケ(Pizzicato Fiveの変形ジャケよりもでかい)でリリースである。思えば昔仙台にも来ていましたよね?さて、寡聞にして聴くのは初めてなのであるが、多分元々はスラッシュ〜所謂カオティックだったのだろうなあ、という痕跡がそこかしこに感じ取れるものの、音的にはかなりそういう文脈からは離れたような、曲として、というよりも物音(SEって言えば良いのか)+ドカドカうるさいバンドサウンド、しかもそんなに速くない、という世界である。一捻りも二捻りもしたような作品でUSデビューとは流石よのう、と思うが、まあ、GSLからのリリースだしな、とある意味納得できてしまう、言葉通りのカオティックな音楽である。どちらかというとBlack Dice85%+Envy10%+物音5%、といった感じの作品である。しかし全体に漲る緊張感や、不思議なテンションなどは正しくハードコア、としか言いようがない。DVDの方はまだ未見であるがこちらも楽しみ。GSLからのリリースもアレだが、寧ろTable Of Elementsから出しても良かったのではないか、と思わせられるくらいアヴァンギャルド。いや、こういうの、しっくり来ます。深いところでStruggle For Prideとつながる感じである。