Friday I'm In Love

tdsgk2006-06-23

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

日本全国からお待ちしております!

新聞って面白い、と最近思ったのだ。

引っ越してから約2年強なのだが、新聞を取っていない。まあ、テレビもあるし、ネットもあるし、テレビ番組は『TV Bros』あるから(宮城・福島版消滅にショック!)情報は大丈夫であろう、という判断の下、なのだが。

であるからして、職場でしか新聞を読まないのだが、いや、これが面白いのだ。新しいニュース、とかはまあ別にネットやらテレビで得る情報と同じなのだが、社説だのコラムだの特集だの、これがまず新鮮でビンビン来る。活字読んで震えるほど興奮したりする、ってお前大丈夫か、と思ったりもするのだが、実際興奮する。週刊誌の広告にも興奮する、ってこれはまた別の文脈での話である。

どうもPCの普及率の高まりと共に、新聞やら活字メディアの今後を問うような声がよく聞かれる昨今であるが、やはりまだまだ必要であろう。なんというか、ごく合理的に、且つ手っ取り早く、そしてごくシンプルに、情報を得るのが目的ならば、最早活字メディアはいらないかも、と思ったりもするのだが、人間それだけではない。余剰な(と言うと聞こえが悪いが)情報、プラスαの情報、自分では意識していないけれどもふと目に入って得られる情報、など様々な情報が人間には必要であろうと思う。たとえば宝くじの当選番号だけ知りたい、と思えばネットでの情報は早いし、余計なものはないし、でこの上ないとは思うが、連合赤軍について、まったくその言葉を意識しないでいるときにふと情報が得られたり、とかいうのはなかなかネット上では、少なくとも私のような人間にとってはありえないことなのである。

ということで新聞の果たす役割は大きい、とかそういう問題の前に、私の意見としては新聞は喜びを与えてくれる、ということでひとつまとめてみたい。毎日目にしている方もふと意識してみると、意外に「余剰だけれども必要な」情報を得ていることに気づくかも知れない。

ここ数日The Cureを私は欲しているようで「Galore」を聴く。86年から97年までのシングル曲を集めたコンピである。この前の「Staring At The Sea」なるコンピもシングル中心ながら充実の内容で、どんどん音楽的な幅が広がっていく様を手に取るように知ることのできるナイスコンピなのでお勧めしたいところであるが、こちらの「Galore」はどんどん巨大化していくThe Cureというバンドと、豪華絢爛になっていくプロダクションと、それでも全然変わらない曲のクオリティとRobert Smithのヴォーカルを楽しめるやっぱり充実のコンピなのである。とにかくこの時期の、アルバム的には「Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me」から「Wild Mood Swing」までの辺りは冒険が一杯である。アゲアゲだったり、ファンキーだったり、地を這うようにダークだったり、夢見心地なサイケぶりだったり、ダンサブルでビートが効いていたり、泣けるほど切なメロだったり、という具合に。で、どれもが素晴らしい仕上がり、且つポップなのであっという間に聴きとおしてしまえる。この後出たベストは若干大雑把なまとめながら、新曲が2曲も入っていたりで見逃せない。要はなんだかんだ言っても、The Cureに間違いなし、ってことなのだ、という駄目なまとめで。