Sci-Flyer

tdsgk2006-06-20

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

日本全国からお待ちしております!

人間、様々な衝動と共に日々生活しているわけである。

それは性衝動かも知れないし、もしかしたら衝動買いの形で現れてくるのかも知れない。食の衝動だってあるかも知れない。とまあ、他にも様々にあるだろうが、これは人間とは切っても切り離せないものである。

まあ、私なぞは仙人のように水を飲み、霞を食べ、財を持たず、というような生活を日々送っているので衝動などとは無縁なわけであるが(注:ツッコミどころである)、毎朝突然とある衝動に襲われる。

それは半分まだ眠っているような頭で食パンを齧っていると、突如「うおおアレが聴きたい」という衝動が沸き起こり、出勤前の忙しい時間にCD棚をザッと見渡し、目当てのものを取り出してはバッグに放り込み出勤途中の車の中で聴く、ということがほぼ毎朝の慣例になってしまっているのである。

まあ、誰にも迷惑をかけるものではないから良いのだが、かように衝動、というものはふとした瞬間に沸き起こるものである。この調子でところ構わずあんな衝動やこんな衝動が、となったら危険なのでやはり霞を食って、俗世とは無縁の生活を送るにこしたことはないのだな、としみじみ思う最近である。

今朝はSwervedriverの「Never Lose That Feeling」衝動が。92年のシングルオンリーのリリースであるから、実家に帰ってCDシングルを取ってくるしかないのか、とか思いつめそうになってしまったが、いや、ベスト盤があるではないか!と「Juggernaut Rides: 89-98」という2枚組のベストを聴く。89年のデモやら未発曲も含め、4thでラストとなった「99th Dream」期までを収めたなかなか良い感じのコンピである。まあ、アレが入ってないコレが入ってない、というのを挙げるとキリがないので止めておくが。同じCreationレーベルで同郷のRideとかと比して、凶悪なイメージをデビュー当初から植えつけられてしまった可哀相なバンドだったわけであるが、実は彼らの身上は爆音且つ重いギターのリフと強靭なリズムセクション、そして何よりも切な指数高めのメロディにある。シューゲイザーとかそういう問題ではないのである、確かにギターはうるさいのだが。だからどちらかというとメロディは湿っているのに音は乾いている、寧ろ後年エモだの何だの言われたようなバンドの音に近いのである。末期に行くとそこに甘さも加味され、更にはサイケデリックな風味も加わりより一層の音楽的な幅広さを見せ付けてくれて、凄く良いバンドになったなあ、と感動したものだ。人気はなくなっていってしまったようだが。って言うか高校生の頃熱狂して聴いていた音楽を31歳になってまで衝動的に聴きたくなるとは、私もまだまだ青いものである。