Western

tdsgk2006-06-18

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

本日もフライヤー撒きツアーに出る所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、以前このNag3で広くモニターを募集した無印良品の「体にフィットするソファ」であるが、結局我が家にやってきたのであった。

やばい。これはやばい。人間でなくなる。強いて言えばせいぜい「ダメ人間」程度にしかなれない、危険なブツである、こいつは。

つまるところ身体にフィットする、でっかいクッションのようなものであるから持ち運べてどこでも寛げる、というわけである。しかも座る面によってフィット具合が違うので、上体を起こした状態で座ることもできれば、全身をぬべー、ともたれさせてほぼ寝そべるに近い状態になることも可能なわけである。

ということで昨日は早めに仕事上がって帰宅したのでちょいと寛ぐか、と身を任せてみたのだが、速攻で眠りに落ち、そのまま1時間半、動けなくなってしまった。

これはいかん、と思いつつ夜も寛いでみようかのう、とまた身を任せてみたらこれまた前後不覚な状態に陥り、そのままほうぼうの体で這ってベッドまで、という自堕落極まりない状態になってしまったのには自分でも驚いた。

いかん、魔物だこいつは。もしかしたら無印の企画室に地球征服を目論む宇宙人がおり、「これで人間どもを動けなくしてやり我々がこの星の覇権を握ろう」とかいう大々的な陰謀のもとにこの世に送り込まれたものなのかも知れない。という馬鹿みたいな妄想をしたとしても誰も責めることができないであろう、そういうブツであるこいつは。ちなみに上記妄想の元ネタは多分ウルトラセヴンのメトロン星人が煙草に変な物質を入れて地球人を征服しようとしたエピソードが根底にあるのではないか、と今気づいた。別にどうでも良い考察であるが。

少なくとも平日の朝座ってしまったら仕事なぞ行けなくなるだろうし、休みの日の朝から座ってしまったらその日は一日中インドア引き篭もり決定、というようなものである。意志が強い人には良いが、私にとっては非常に危険である。ということで今朝はまだ座っていない。でもちょっとのんびりと座りたいのう・・・。

と思い始めると危険なのだ。しかもBGMがYann Tiersenの「Les Retrouvailles」だった日には。映画「アメリ」のサントラとか「グッバイ・レーニン!」とかのサントラでお馴染みのフランスの作曲家のアルバムである。これが最高過ぎるのだ、たとえ上記2つの映画を全く見ていない私のような人間にとっても。よく「映画的な」とかそういう形容が付く音楽はあるが、正しくこれはその形容がずっぱまりである。しかも陳腐な意味ではなく、非常に本質的に映像が浮かぶような、そういう音楽である。アコーディオンとかピアノとかギターの響きが印象的なナンバー、しかもストリングスがゴージャスにフィーチャーされまくり、という展開なので盛り上がらぬ方が無理だ。しかも別にドラマティックにガンガン、ということでもなくしみじみと染みてくる美しいメロディの嵐で、もう口をぽかーんと開けて聴き惚れてしまう。ヴォーカル入りの曲もあり、またそのヴォーカリストJane BirkinCocteau TwinsのElizabeth、そして出た、TindersticksのStewart!!というたまらんメンバーで見事に作品世界を作り上げている。Craig Armstrongなんかを思い出される向きもあるかとは思うが、彼以上に抜けの良い、すっきりした音楽でもある。いやーマジで心を鷲掴みにされた思いである。