Little Death

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

よろしくです。

2日もNagの間隔を空けてしまったが、ちょいと時間が取れなかったのであった。

ということで週末に何をしていたかと言えば、結婚式の二次会〜五次会に参加し、そして次の日にはたこ焼きを焼いたりしていたのだった。こう書くと私は何とお気楽な日々を送っているのか、と糾弾されそうであるが。

たこ焼き、というものはたこ焼き器がないと焼けない。つまりは我が家にたこ焼き器が導入されたのであった。本当はホットプレートを導入する予定が、意外に高価であることが判明した故、そのオルタナティヴとして急遽たこ焼き器を導入するに至ったのだった。

以前友人達がたこ焼き器持参で我が家に来て、たこ焼きまくったことがあった。彼は関西人であり、そして上のフライヤーのデザイナーでもある方なのだが、彼の技を見ていると、意外にさくさくくるくるできてしまうんじゃねえか、たこ焼きって。とか思っていたのだが、それは私の認識が甘かった。

何か最初に作成したたこ焼きはタネが少なかったようで、半球状のたこ焼きになってしまった。丸くなく、異常に安定性の高いたこ焼きがころころ出来上がった。まあ、美味しかったのだが。それで2回戦のときにはもうちょい水っぽくしてタネを多くしてみた。そうしたら今度は何の悪戯か、ひっくり返すのが難しいくらいくっついてしまい、えらい四苦八苦して何とか丸い球状のたこ焼きをころころ作成した。しかも焦げていてなんかもう試合放棄したくなってしまったのだった。美味しかったが。

そして3回戦。残りのタネで軽く数個作ってみたのだが、やっとのことで丸く、そして焦げもなく、ザッツたこ焼き、と言える物体が完成した。「三度目の正直」ということってあるのだなあ、と軽く感動させられる出来事であった。

たこ焼きって深いなあ、としみじみ東北人の私などは思うのであった。これは更に研究しないといけない、と思うのでガンガンたこ焼き焼いて行きたい、と誓う今日この頃である。余談だが、昨夜たこ焼きまくってその後台所から部屋の方を見たらもうもうと煙っていた。そして朝起きても部屋中が粉臭い、というかたこ焼き臭い、という状態であった。換気はよくした方が良いらしい、ということも今回の一件で学んだ。たこ焼き、深ぇ。

Primal Screamの「Riot City Blues」を聴く。タイトルだけでもう名盤確定なのであるが、実際名盤である。もう下馬評通り、実にロックンロールなアルバムである。「Give Out But Don't Give Up」と比較したり、ガレージな感じ、とか書かれているのを読んだが、そう、なのか?何か違う気がするのであった。思えばここ最近、「Vanishing Point」以降の彼らは基本ロックンロールなのに、猛烈にエフェクトされていたり、機械化が効いていたり、ということでなかなかストレートな楽曲なのにストレートに聴こえない、ということが多かったように思える。それが今作では周りにくっついていたものが結構削ぎ落とされて、素直な姿のまま提示されているから凄くすっきりして聴こえる。あ、これまでが悪かった、ということではない。そしてそれは過去の「Primal Scream」の頃とか「Give Out〜」に近いのか、と問われれば、それもまた違う次元なのではないか、と感じられる。明らかにバンドとしてまとまって、体力もしっかりついて逞しくなったから、削ぎ落とされた姿であっても全く見劣りすることなくしっかりと直立している、というか。そんでもってYouthプロデュースでこういう展開になる、ってのがまた何か痛快でとても楽しい。声とバンドサウンド、ザッツオール。そしてロックンロール。もうこれ以上何も望まなくて良いのではないか、と思わせられたりする作品である。風通しが全体的に良くて、それがまた凄く好印象。ゲストの参加の仕方もばっちり自分の仕事をしている感じで痛快。作品を出す度にワクワクさせてくれるバンドは多分今や稀有な感じだと思うのだが、Primal Screamは決して裏切らないバンドになっているのであった。