Kill Surf City

tdsgk2006-06-09

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

よろしく!!

今日は朝から雨降りで、梅雨かのう、と思わせる天気であるが、何でも私の住む地域が梅雨入りするまではもうちょいあるらしい。

しかしこの季節が私は嫌いなのである。それは「やばっつい」からである。方言である。まあ意味は「何かこう、湿っぽくて蒸し暑くて嫌な感じ」とでも言えば良いのだろうか。秀逸な表現ではないか。やばっつい、と言っただけで「蒸しあつい」とか「湿っぽい」とかいう表現では補いきれぬ、何とも嫌なヴァイブがびしびし伝わってくるような、そういう言葉ではないか。

と私は思うが別にこれは郷土愛の発露、ということではなく、単に言葉の問題として、である。個人的な受け止め方でかなり差は出ると思うが、かように方言というものはなかなかにニートな心もちを表現してくれる稀有なものだと思うのだ。

まあ、他にもこいつは秀逸だな、というような方言はあるが、別に「おらほの言葉自慢大会」という風にしたいわけではないのでここら辺で止めておこう。ま、「やばっつい」、覚えておいて損はないだろう。得もないだろうが。

The Jesus And Mary Chainの「Barbed Wire Kisses」を突然聴く。88年にリリースされた、B面、レアトラック集である。ジーザスはここいらが優しいバンドであった。怒涛のフォーマットでシングルがリリースされてコレクター泣かせではあったが、きちんとこのアルバムとか「The Sound Of Speed」なる92年のコンピで大体はフォローできるようになっているのだから。ま、それでも収録されていない曲があって、そこら辺はまた別の話であるが。ということでこのアルバムはコンピなのである。しかしアルバムだけではうかがい知れぬ彼らの顔が見れる、面白いアルバムである。思いっきり地を這うようなダークなナンバーからサーフロックを爆音で荒々しく解釈したようなナンバー、アルバムに入っていてもおかしくないポップな抜けの良いナンバー、Bo Diddley, The Beach Boysなどのカヴァー、アクースティックな穏やかで素朴なナンバー、と盛りだくさんである。まあ、統一感はないのであるが、それを差し引いても十分に楽しめる、裏名盤である、と個人的には思う。CDだと曲が多くてCanのカヴァーまで入っている。それより何よりも、当時のシングル「Sidewalking」とか、リリースされた当時は、イメージがかなり異なっていてしっくり来なかったが、今聴くと、物凄く格好良い。当時のヒップホップに影響を受けたらしいのだが、解釈が独自のもの過ぎて、結果アウトプットはどこをどう切ってもジーザス以外の何物でもなさ過ぎて、猛烈に興奮してしまった。結局私はここら辺から一生抜け出せないに違いないのである、という思いを新たにした。