The Boom Boom Bap

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
tmym, tdsgk, YMDMKT

遂にDJ陣の名前が完全に記号(もしくは暗号のよう)になってしまいましたがよろしくです!

アルバイトがしたいのである。

それはまあ、お金をもっと稼ぎたい、というのもあることにはある。しかし何か違う職種のことをしてみたい、という思いからである。

学生の頃は色々とやったものだ。解体からテレビ局の中継、予備校講師、家庭教師、そして店員、とちょこちょこと色々やったものである。予備校講師と店員が最終的には私のメインの職業になってしまったわけであるが、良いバランスであると思う、レコード店と予備校、というものは。そう感じる人は少ないかも知れないが。

ところが今は一種類だけである。私の場合実は落ち着きがないので、ちょっと1つのことだけ、というのはあれだな、何ともモノトナスだな、という思いが強くなってきてしまったのである。まあ、その1つこともなかなか満足にはできないのに何を生意気な、という気がしないでもないのだが、ちょいと目先を変えてみたくなったのであった。

転職、ということではなく、である。ただ、残念ながら我が職業は副業が禁止されているのであった。まあ見果てぬ夢、ということにしておいた方が良いのだろうか。確かに今の状況で万が一副業できる、という条件であっても、多分吐血したり、過労死したりしそうだしな。

ところで在宅ワークへの誘いメール、とか在宅ワーク宣伝HP、とかよく最近目にするのだが、一体どこまでが本当なのか、異常なまでの眉唾ものが多くて圧倒されたりもする。まあ、それはそれとして。

何か久々にレコ屋のカウンターの後ろに立つのも良いな、とか夢想したりする今日この頃である。ま、泥のように日々の労働で疲労しているが故に突如妄想したりするのだろう、と思われるが。Scritti Polittiの「White Bread Black Beer」を聴く。約7年ぶりのアルバムである。前作はMos Defが参加したヒップホップナンバーがあったり、すんごくエネルギッシュなギターロックナンバーがあったり、という謎の11年ぶり(!)のアルバムだったわけだが、Rough Tradeからのリリースとなる今作は、凄くすっきりとしたアルバムになっていて、それはそれで驚かされる。何でも自宅スタジオで録音されたようで、非常にリラックスした作りになっている。こんなアルバムは今までなかったはずである。それは多分に最近ライヴ活動をしている、という驚愕の事実も影響しているのかも知れない。あのステージに立つことを考えただけで失禁しそうになる、とか語っていたステージ恐怖症のGreen氏が・・・。リラックスしているが故に、最初は何か地味かもな、とか思ったが、何度も聴いていくうちにそんなことを考えた自分が恥ずかしくなる、凄く良いアルバムなのである。まず何よりもやっぱり曲が良い。派手な感じではないが、しっかりとした曲作りの痕跡が窺える練られたナンバーばかりで、とても聴きやすい。そして全体的に音の感触も含めて非常に優しく柔らかい。思わずのほほん、となってしまうナンバーばかりである。とても以前からは想像もつかない展開ではあるが、それが違和感あるわけでもない。そして全く以前と変わらぬGreen氏のソフトなヴォーカル、という非常に不思議な世界である。エレクトリックなアレンジのナンバーもギラギラせずに微笑ましい、そしてアクースティックギターの響きも印象的なナンバーやら、微妙にレゲーの匂いのするナンバーまで、意外にヴァラエティに富んでいることにも気づかされるが、まずは曲の良さと全体を覆うムードにどっぷりと浸れる傑作。名曲「Faithless」のようなナンバーまでもあって感涙。うん、「Songs To Remember」の2006年版、みたいな感じもある、とか言ってみたくなったりして。

しかしAmazon、店頭で買った値段よりもかなり凄く安くて軽く凹んでしまった・・・。