Daily Mutilation

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
Takashi Tamayama, tdsgk, YMDMKT

よろしくです!

スカパーが我が家に導入されて意外に結構経つのだが、私が見ているチャンネルは非常に少ない。

スカパーでお目当ての番組、というのは100人いたら100通りあるだろうとは思うのだが、私は多分、スカパーが3,4チャンネルだけでも十分にエンジョイできるのではないか、と思い始めている。

何を見ているかと問われれば、必ず見るのは「80年代洋楽ヴィデオ特集」と「ギターウルフセイジのナンバーワンTV」しかない。以上2つだけである、もし家にいない場合には録画してでも見よう、と思うのは。しかもセイジ氏の番組は最高に面白いのに今月一杯で終わってしまうらしく、そうなってしまったら、私に残されているのはもう「80年代洋楽ヴィデオ特集」だけになってしまう。しかしその「80年代〜」もたまにメタルのヴィデオしか流れない時があって、そういう時にはもう絶望的な気分になってしまって悲しくなるのであった。

この間までは「ヤッターマン」を毎日見ていたが、終わってしまった。「トムとジェリー」も毎日やっているが、如何せん昔に何度も何度も再放送で見たものばっかりで話を覚えてしまっている。だから、左程の熱意はないのであった。ここ2年くらいテレビを以前に比べれば見るようになったものの、地上波では「ぶらり途中下車の旅」と昼ドラ「吾輩は主婦である」のみ、そして上記のような体たらくであるから、まだまだテレビ、というものを生活の中に完全には取り込めていないのう、と思うのであった。

文明人としてそれで良いのか自分、とも思うのだが、別に良くも悪くもないな、と今気づいた。まあ、そういうことだ。ちなみに今日はジャーマンロックの特集番組の再々放送があったので録画してきた。KraftwerkDAFとかのクリップが流れるらしく、楽しみである。しかし文明人云々、というよりも、ベクトルが後ろ向きになってしまっている方が問題なのではないか、と思ったり。

The Posiesの「Amazing Disgrace」を聴く。96年のアルバムである。The Posiesと言えば前作「Frosting On The Beater」が有名だし、皆大好きだし、代表作だ、という意見であろう、と思う。確かに、確かにそれは頷ける意見である。しかしだからと言ってこちらのアルバムを聴かないで過ごす手はない、と思うのだが。何かちょいと弱っちい感じだった彼らが大化けしたのが前作だとすれば、今作は強靭にビルドアップされたロックンロールバンドとしての彼らの姿ががっつりと楽しめる傑作である。軸がブレることは一切なし、複雑なコードも繊細なハーモニーも全て一緒くたにしてポップなメロディに落とし込んで、逞しいバンドサウンドで聴かせる、豪快な1枚である。各曲の清々しさは全く損なわれることなく、それでいて爆音ギターロックンロールなのだから恐れ入る。このアルバムを最後にメジャーから離れてしまうが、何て勿体無い!と当時思ったことをいまだに思い出す。それくらいの大傑作である。