Autumn King

今日2つ目。

「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

Guest DJs:
高橋孝博(HALFBY)/ 森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)/ 小山内信介(SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
Takashi Tamayama, tdsgk, YMDMKT

是非どかんと遊びにいらしてください!

ちなみに下で告知しているイヴェントで今日の夜はCDJを、しかもLOVE RECORDSの在庫でCDJを30分ほど、何と言うか「やり逃げ」のような勢いでやってきたのですが、あそこまで熱狂的にフロアが盛り上がる、というのを久しぶりに経験して面白かったです。というかそういうCDを在庫しているラヴレコ、やっぱアツいなあ。ちなみに一番熱狂的になっていたのはNitzer EbbKilling Joke〜Friction〜Cowpersという流れだった、ということだけ記しておこう。あとは推して知るべし。

さて、そんなわけで今ふとテレビをつけたら「ラブカツ」なる高校生のお見合い番組みたいな(←凄く乱暴に言えば)ものをやっていて、私なぞは何の因果か高校生と毎日接するので、家に帰って来たらばあまりこういうのを見たくない性質なのではあるけれども。

なんかこう、キュンと胸が痛くなるのは何故だ。あれか、失われたものへの憧憬なのか。十代の恋愛にまつわるひたむきな思い(実際はどうだか知らないが、この番組内ではそう見えた)に対する憧憬なのか。

もうそういうものも関係ないしのう、とお茶を啜ったり植木の手入れをしたり、という昨今であるが(一部誇張あり)実は内心、何かそういうのに憧れちゃったりしてんのか自分、と小っ恥ずかしくなってしまった。まあ、そういう風に客観的に対象化して見ている時点で、やっぱり年を取ったのう、という感じがバリバリする。

そしてMike Westbrook Concert Bandの「Love Songs」とか聴いているから珍しく整合性のあるNag3だ今回は。1970年のアルバムである。ジャズ・ロック、とかいう範疇に括られることの多い彼のアルバムの中ではちょいと異色の作品なのであろうか。私は「Metropolis」とかライヴ盤とかも好きだが、やはりこのアルバムの魅力というものはそれらとはまた違った次元に存在しているような気がしてならない。結構前衛(所謂)的なこともやったりする彼だが、このアルバムでは非常に整った演奏と非常に美しくポップな(!)メロディで全編統一されており、ソフトロックというか何と言うか、な表現もできるのではないだろうか、という感じである。兎に角ベースとドラムスが微妙にスウィングしつつリードするイントロからしてワクワクさせられて、嗚呼恋って確かにこういうワクワクがあるなあ、とか思ってしまう私は馬鹿だ。でもそんな馬鹿でも凄く肩の力を抜いてリラックスして楽しめる、優しく、可愛らしいジャズアルバム、である。女性ヴォーカルも入っていて様々なものが様々に良い匙加減で入ってくるバランス感覚も素晴らしい。ふとしたときについつい聴きたくなってしまうような、そういうアルバムである。うん、ベースとギターの絡みも絶妙で、そこら辺も魅力の1つ。Brian AugerがJulie Driscollとやったアルバム、例えば「Street Noise」をもっとソフトにしたような感もあり。しかし原盤は4万くらいするらしく、いやいや何とも。