Dead Queen
2006.05.27.sat ＠ CLUB SHAFT『スリーピース vol.1』PM 10:00 start /1,500yen(w/1drink)
☆楽しいディスクジョッキーの仲間たち
HAMA (GIFT GIMMICK)<楽しいHIP HOPとファンキーミュージック>
MASAMI (crispy , !?どっちがDOCCHI!?)<楽しいJAZZとソウルミュージック>
若王子 (ACT THE FOOL , 若王子プロダクション)<楽しいHOUSEと渋谷系ミュージック>
☆楽しいゲスト・ディスクジョッキーのお友だち
bop-gun (SUPER GOOD , GROOVE TRAIN)<3-pieceからの指令：ファンク及びJB禁止>
GASPIN' (DEJAVU SOUND CREW)<3-pieceからの指令：ハウス禁止>
☆楽しいライブ 〜 史上最低完成度対決
※ どっちらちんオーケストラ from !?どっちがDOCCHI!? （Unlimited Freak Out Sound）
[ ちんくん(DJ) / とりやまくん(Vocal) / まさみくん(Produce) / and more? ]
※ はつ恋 （200% Discharged Soul Music）
[ tdsgk(sticks) / 若王子(scum) / HAMA(scratch) ]
☆その他、お楽しみジャンケン大会等イベントあり☆
こちらも是非！7月8日は予定空けておいてください。
「Harlem Shuffle Vol. 1」
2006.7.8 (Sat) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )Guest DJs:
高橋孝博（HALFBY）/ 森野義貴（HANDSOMEBOY TECHNIQUE）/ 小山内信介（SECOND ROYAL)
http://www.secondroyal.com
DJs:
Takashi Tamayama, tdsgk, YMDMKT
この間まで寒いのう、春はまだかのう、とお茶を啜っていたような記憶があるが、あっという間に蒸し暑い日になってしまったのでなんじゃこりゃ、と。
こういう蒸し暑い気候を仙台弁では「やばっつい」という。「やばちー」ともいう。これは標準語では表せぬ、なんともイヤーな感じをズバッと言い表す稀有な方言かと思うがいかがであろうか。蛇足であるが、「おなか一杯である」ということは仙台弁では「はらくっつい」という。「はらくっちー」だと福島の方の方言だ、と聞いたこともあるが、こちらもおなか一杯、では伝えきれぬ、満腹という幸せな状態について回る、「苦しい」という相反する思いを見事に言い表していると思うがどうだろうか。
とかように方言にはなかなか素晴らしいものがあるよ、という話ではなくて、季節のスピードは本当に速い。速すぎて春がどっかに吹っ飛んでしまってあっという間に初夏になってしまったような、そんな感じである。今年の夏はまた暑いのだろうか。長いのであろうか。Long Hot Summer、ということになるのだろうか。お後がよろしいようで。
Espersの「Espers II」を聴く。この間までLocustレーベルだと思っていたが、いつの間にやらDrag Cityに移籍していたようである。タイトル通り、EPを挟んでのセカンドアルバムである。ファーストもEPも今年に入ってから聴いたのでなんか間髪入れず、的な印象が強いが2年ぶりくらいのアルバムなのであった。最近ニュー・フォーク、みたいなムーヴメント（しかし単純なネーミングだなこりゃ）が盛り上がっているようであるが、Devendra Banhartに続く次の注目株、のようである。確かにアクースティック楽器メインで、素朴なメロディ、何か清らかな感じ、などなるほどと頷ける部分はある。今作もこれまでの作品どおり、実に素晴らしい。この間のEPでガツンと盛り上がった向きにはたまらんアルバムである。しかしこのEspers、清らか過ぎて、凄く居心地が悪くなったりする瞬間がある。あ、これは別に悪い意味ではなく、逆に非常に毒を感じる、というか、そういう不思議な効果をもたらしている。変なところがなさ過ぎて逆にサイケデリック、というか。狙っているのか天然なのかは分からないが、たぶんいろいろな実験とか研究とかの果てに辿りついた清らかさなのであろう。女性ヴォーカルで美しいメロディを異常なまでの素朴さで歌われたりすると、何かドキっとすような毒々しさを逆に感じたりもする。まあ、別にまったく難しいことはなく素直に楽しめるのではあるが、ちょっとのめりこみすぎると危険な音楽であることに間違いないだろう。ご注意。私も分かっちゃいるけど結構危険にはまっているのであった。
