She's Real

2006.05.27.sat @ CLUB SHAFT『スリーピース vol.1』PM 10:00 start /1,500yen(w/1drink)
☆楽しいディスクジョッキーの仲間たち
HAMA (GIFT GIMMICK)<楽しいHIP HOPとファンキーミュージック>
MASAMI (crispy , !?どっちがDOCCHI!?)<楽しいJAZZとソウルミュージック>
若王子 (ACT THE FOOL , 若王子プロダクション)<楽しいHOUSEと渋谷系ミュージック>
☆楽しいゲスト・ディスクジョッキーのお友だち
bop-gun (SUPER GOOD , GROOVE TRAIN)<3-pieceからの指令:ファンク及びJB禁止>
GASPIN' (DEJAVU SOUND CREW)<3-pieceからの指令:ハウス禁止>
☆楽しいライブ 〜 史上最低完成度対決
※ どっちらちんオーケストラ from !?どっちがDOCCHI!? (Unlimited Freak Out Sound)
   [ ちんくん(DJ) / とりやまくん(Vocal) / まさみくん(Produce) / and more? ]
※ はつ恋 (200% Discharged Soul Music)
   [ tdsgk(sticks) / 若王子(scum) / HAMA(scratch) ]
☆その他、お楽しみジャンケン大会等イベントあり☆

私は夢なぞほとんど見ない人間なのに、最近よく夢を見る。

将来的な夢、というか妄想はいろいろ日常茶飯事、なのだが、就寝中の夢、というものは滅多に見なかったのだった。それがここに来てよく夢を見る。内容はイマイチ覚えていないのだが、よく夢を見る。

以前は熟睡しまくりなので夢を見ないのだ、と思っていたのだった。ということはその理論に従っていけば最近は睡眠が浅い、ということなのだろうか。まあ、ここ最近目覚めもよいのでそうと言えなさそうである。むむむ。

もしかしたら今までもずっと夢を見ていたのかも知れない。単に起きたときに見たことすら覚えていないだけであって。それどころかもしかしたら今がまさに夢の中なのかも知れない、とかそんな馬鹿な考えまで頭を擡げてくる。単に起きて活動しているか、寝ているか、の違いであって結局今この時間と寝ている間の夢、というのは大きく見ればそう大差ないのかも知れない。

生きる、ということは覚めない夢の中にいるようなものだしな。もしかしたら人間、死ぬときが夢から覚めて起きるとき、ということなのかも知れない。

と無駄にどうでもよい考えを深めたところでKicking Giantの「Alien I.D.」を聴く。何かここ最近、10年くらい前、もしくはそれより前の音楽を聴くモードに入ったりして思わず聴いている。これも確か94年くらいの作品である。韓国系アメリカ人とアメリカ人女性のヴォーカル&ギター、ドラムス、というデュオである。当時微妙に周囲でも盛り上がっていたが、Kレーベルからのリリースということもあったのかも知れない。今聴いても異常なまでのシンプルさに驚くが、その輝きが全く色あせていないことにも驚かされる。つまり上記の音しか入っていないにもかかわらず、ここまで深い作品が出来上がる、というのは奇跡のようなことかも知れない。パンキッシュに、配置されたフィードバックのみのナンバー、そのどれもが清々しい。結構とっ散らかっていろいろやっていることはやっているのだが、全体の印象としては非常にポップで面白い。とにかくヴォーカルナンバーではメロディが素晴らしく、たとえヴォーカルが歌いきれていなくても、強烈な印象を残す。そしてこれまたラストのバラッドナンバーで大号泣、というお決まりの展開なのであった。この後のメンバーお二方のユニットも悪くはないのだが、このアルバムで聴けたマジックはちょっと薄れてしまったような感じで、薄い印象だったなあ。と思わず言ってしまうくらいの名盤である。