Lou Reed


健康診断の結果が出てきたのであるが。

どうにも肝臓がイマイチのようである。別に「今治療しないと死ぬ」とか「病院に行け」とか「移植しろ」とかそういう「生き死に直結」問題ではないから、さほど気にはしていなかったのが、はた、と思い当たるフシがある。

最近どうにもお酒が弱くなって、昔飲んでたような量はもう飲めぬ、ということを認識させられる事態が続いていたのだけれども、これってもしかして。もしかしたら。この肝臓が弱め、ということの影響なのだろうか。

別にそんな馬鹿みたいに酒飲んだりしているわけではないのだけれども、年々衰えて行くものなのだろうか。このようにデータで見せられると、数字のみの結果なので逆にリアルに響くものがあって結構ずぅーん、となったりしたのだった。

あとは予想通り、「タバコ」と「ストレス」と「運動不足」ってのが問題のようで、それは肝臓の話よりも重大そうな趣であった。これらは大いに自覚していることなので、ああやはり、となってしまったのだけれども。

これから私も河原を走ったり、自転車をこぎまくったり、という不気味に健康的な生活を送ってみるのも良いかもなあ、と思ったりもしている。何か良いな「休日には何を?」って尋ねられたら「自転車に乗ってます」とか答えるような、そういう生活。「100円レコードを掘ってます」って答えよりも健康そうな匂いがする。

まあ、ある意味そういったディギン活動も大いに運動なのだけれども。腰とか、足とか、手とか、腕とか痛くなったりするくらい。ってそもそもそういう状態になるのが運動不足なのか、ということに今気づいた!・・・やっぱ運動してみたいところである、5月から。ジャージもあるし、ipodnanoもあるし、環境は整っているわけだし。

後は自分か。それが一番問題だ、と悩みながらThe Little Williesのアルバムを聴く。Norah Jonesを含むバンドのアルバムである。そもそもWillie Nelsonのコピーバンドを作ろう、としたバンドらしくなるほどそういうバンド名である。という情報からも分かるとおり、カントリーテイスト濃厚なサウンドなのである。思えばNorah嬢のセカンドもカントリー色が強めの傑作であったが、それに比べるとこちらはカントリー色は濃厚であるが、作品としてはどちらかというとサラッと聴けてしまう、リラックスした小品、と言えるアルバムである。小粋にスウィングする、というかジャイヴする、というか、よく知らないのだがそういうハネる感じも全体に充満しており、今日のような天気の良い日の運転にはぴったりと言えよう。Norah Jones名義ではないのは他のメンバーと一緒に作った、という感が強い作風からして納得ではあるが、ソロ名義に於けるこちらにグイグイ迫るような気迫が希薄なのがちょっと残念といえば残念。ま、難しいこと言わずにさらっと聴け、ってことなのかも知れないけれども。悪いだるい作品ではないことは確かだから、実際そう聴いた方が良いのだろう。ということでサラッと愛聴中。