Sit Down

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!21時スタート。1000円1ドリンク。DJ陣はid:maco13th, id:spo0n, chunk, mitchel, tdsgk

明日でございます。皆様軽い気持ちで聴きに飲みに騒ぎに暴れに荒れに斗いに踊りに笑いにいらしていただければ幸いに思います。

さて外食が続くとそこはかとない不安に駆られることはないであろうか。

私は、ある。例えば何か焼肉を食べた次の日の夕食がほっかほっか亭の弁当だったりした時には、美味しくいただきつつも、そこはかとなく不安を感じるのである。

どんな不安か、と言えばここ最近の食の安全問題の話とか、塩分摂り過ぎじゃないか、とか脂肪分過多じゃないか、とか野菜が足りないんじゃないか、とかまあ、そんな感じである。

勿論、実際にはたった2日だけの話であるので、「スーパーサイズ・ミー」ならまだしも、全然問題はないはずなのである。なのに、何故このような不安に襲われるのか。

小林カツ代大先生も「何でも手作りが一番良い、というのは傲慢だ」とかそういう発言をしていらっしゃった。確かにその通りであると思う。適度な外食が全く問題ないはずである。なのに、何故このような不安に襲われるのか。

それはもしかしたらここ最近のロハスブームだか何だかの影響が知らず知らずのうちに私の心に及んでいるのか、はたまた生活の変化によって何か恐怖の頭脳改革が進んでしまったのだろうか。寧ろ、そのような不安に襲われる、ということが何とはなしに不安になってきたりしたのであった。

このように不安というものは尽きることなく後から増えてくるものである、ということを体現しつつ、Jamesのベスト盤を聴く。これは90年から98年までのシングル曲と極初期の「Hymn From The Village」を収録したコンピである。この後アルバム2枚出して彼らは解散してしまうのだが、いわば絶頂期の音源ががっつり入ったお得なものである。よく彼らのことを紹介する際には「日本では地味な存在だが、本国イギリスでは国民的な人気を誇り・・・」みたいな言葉が必ずついてまわったりしたのだが、そんなことは関係ないのである。ここにあるのは、本当に良質なメロディと演奏とアレンジと少しばかりのユーモア、というものの見本である。どんどん「ギターバンド」の枠をはみ出して果敢に冒険を続けていった彼らだがそれは決して過剰になるということではなく、徹底して印象はシンプルなものである。それはおそらく「核」がしっかりしているからであり、バンドの基礎体力がかなりのものだったから、ということになるのであろう。まあ、ぐちゃぐちゃうだうだ書いているが、結局はこのすぐにでもシンガロングできてしまう人懐っこいメロディの前では黙って涙しながら聴くしかないのであった。しっかし何百回も聴いているのに、昨日の朝から車の中はずっとこれである。しかも飽きないのであった。