500万円

tdsgk2006-03-21

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!21時スタート。1000円1ドリンク。DJ陣はid:maco13th, id:spo0n, chunk, mitchel, tdsgk

さあ、カウントダウン!

さて最近物忘れが激しい。物忘れ、というか忘れ物が多い、と言うべきか。何故昨日このNag3が更新されなかったか、と言えばそれは。PCを職場に忘れてきてしまったからなのであった。

正確にはPCと弁当箱を忘れてきてしまったのであった。まあ弁当箱はいつも職場で洗っているから問題はない、というそういう問題ではないのは百も承知なのであるが。

何だろう。いつもバッグとPCバッグと、というのはセットで持ち帰るものなのだが、昨日は仕事の後に会合があり、それの時間が迫っていたから慌てて職場を出た、という風に言い訳は(誰に対してだか分からないが)できる。しかしそれでも、日常的に日頃から持ち帰っているのであれば1つ足りない、ということに気づくはずである、たとえ慌てていたにしても、だ。

これはつまり、最早「日頃日常的に行っているからと言って、意識しなさすぎのままではいけない」という警告みたいなものなのだろうか。それとも単に私の頭の中の消しゴムが活発に活動をし始めたのだ、ということなのだろうか。

それは悲劇だ。そこまではまだ至っていない、と信じたいものだ。

と長々と書いてきたが、単に自分のボケボケぶりをまざまざと見せ付けられてしまったようなもので、結構落ち込む。ただでさえ、イヴェント日程を1日間違えて覚えていて見逃したり、その日に配布物があったのでそれを配布するために店を訪れたのに、その配布物そのものを家に忘れてきた、など最近そういうダメだなあ、という事件が立て続けに起きていた矢先の今回の事件だったので衝撃も尚更、なのであった。

気を取り直してZの「御壁」を聴く。しかしここ最近一番の衝撃的バンド名。Zって。これはThere Is A Light That Never Goes Out、という素晴らしいバンドのメンバーだった3人が新たに結成したバンドである。6曲入りであるが40分を超えるアルバムである。There Is〜は変則的なリズム(かなり速い)に慌しい掛け合い、叫び気味のヴォーカル、というサウンドであったが、見る見るうちに音楽性が変化していってなんか不気味な人力ヒップホップ(微妙にライミング)に近いサウンドで終了したバンドであったが、このZは更に不気味だ。非常にミニマルなドラムとベースに、時に全体を覆ったり、カッティングでリードしたり、というギターが絡む。しかし、これがメインではなく、サクソフォーンの絡み(録音してある音と生で吹いている音が絡んでいるのだ)とかコントラバスのソロなどが大フィーチャーされている。単純に言ってフリージャズ的、しかも何故か日本のフリージャズ的な音の感触が随所から顔を覗かせるのである。そこにThere Is〜時代から変わらぬヴォーカルが、しかし明らかに進化深化したライミングと簡潔さの歌詞でもって乗っかる、というとんでもない音楽なのであった。出てくる音的には全く違うが、Mars Volta的な有り様なのかもしれない、と今思った。と書くと何だか訳分かんないんじゃないか、と危惧する向きもあるだろうが、決してきっつい音楽ではないと思う。あくまでバンドサウンドが核に据えられているので、聴きやすいし、ストン、と入ってくる。しかしこういう音楽がこういうメンバーによって奏でられている、というのは凄く健康的だと思うし、頭でっかちじゃないからこそ、凄く瑞々しく響くし興奮させられたのだった。