Save Yourself

3月3日(金)にカフェ・サニードロップスでひな祭りDJをします。ワークショップ後にDJやら何やらのイヴェントタイムになるようです。そのイヴェントタイムは20時からスタート、のようです。私は22時あたりからやるみたいです。ちなみに21時から詩人武田こうじ氏のリーディングもあるようです。全て「ようです」で終わっていて申し訳ないですが。

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために1年生きてきました。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

私の嫌いな台詞で「昔は良かったなあ」というものがある。

とこう正面切って宣言とかすると本気で恥ずかしいのであるが、まあ、そんな日もあるってことだ。何かイタイ人に思われるのは嫌なのだが、何かね、こんなに後ろ向きな人間だと言うのにアティテュードとしては「昔は良かったなあ」というのを封印する方向で、と言う気概は持っているのだった。

しかし最近危ない。ふとした隙に「昔は・・・」と言いたくなる自分がいる。その自分を抑えないといけない機会がここ最近、結構あるように感じられる。ちょっと気を抜くと、「タイムマシーンがあったら・・・」とか本気で考えそうになる自分を止めることをせねばならぬのだった。自分との斗いが時たま勃発するのであった。

何だろうな。自分との斗いがこういう形で起きるとは思ってもいなかったので、まさに想定外なわけであるが、まだまだ自分との斗いは続きそうである。

まあ、言ったところで何が変わるわけでもないし、また、言わなかったから何かが起こる、というわけでもない。ただなんとなく、それを言っちゃあ、という風に思う自分がまだ存在しているからこそ正気を保っているのではないかと。斗い続けているうちは大丈夫か、と。

思えば1988年くらいのLeonard Cohenはインタヴューで「自分の運命には常に牙をむき続けている」とか発言なさっていて、素敵だな、と中学生の自分は思ったわけだが、この歳になって、まあCohenさんほどの年齢には達していないし、そこまでの境地にも達していないわけであるが、おこがましくもなるほどなあ、と思っている自分がいるのであった。

ただ、決して前向きな人間ではないのであるのだが。ということで今日も今日とて2000年のライヴ盤なぞ聴くのである。私の中にしてみればむっちゃくちゃ最近、下手すりゃ昨日、なわけであるけれどももう6年近く前のライヴである。Make Upの「Untouchable Sound」を聴く。しかしこれがまた格好良いのであるよ、全く!最高!と柄にもなく異常に盛り上がってしまうのだった。スタジオ盤もかなり生々しくガンガンにいっている感じであるが、ライヴはまた格別である。何が凄いかってヴォーカルのIan氏の猫のような叫び声、きゃおーん、みたいな叫び声が全編聴けるだけでもヴォルテージが上がる。演奏もオルガンを踏まえかなりビートバンド然としているが、とてもしっかりとした演奏で安心して聴けるのである。昔我が盟友の家で見せてもらったヴィデオでは客席とステージの境が判然としないような激しいライヴだったが、こうして聴いてみると意外にまとも、と言えばまともなわけである。選曲も代表曲網羅で、決定版と言えるのではないだろうか。ということでまた引っ張り出してアルバムも聴こうとしているのである。え、懐古的?私?