Heart Like A Wheel

3月3日(金)にカフェ・サニードロップスでひな祭りDJをします。詳細はまた後日。

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。

何と言うか、今日は「1回休み」のような日であった。

ところで、何か身軽に生きたいのう、とここ最近思い始めているのであった。ニュアンスは異なるが「Travelin' Light」と言うか何と言うか。

で私の身を重くしているものは何か、と考えると、そう、アレだ。アレしかない。

ということでもうガンガンにDJをすることもないだろうなあ、とぼんやりここ最近思い始めているので、4つ打ちのレコードとか結構手放しても良いかな、と思い立って棚から色々抜いてみたのだが、これがまた膨大ではたと困ってしまった。棚は結構スカッとしたのだけれども、その抜いたレコを床に置いているので結構かさばる。

しかし一旦「手放すぜモード」に入ると「もう何でも持ってけやこのやろー」という勢いになってしまうのはどうしたものか。これってもしかして酒飲んだ後の「もう何でも良いぜこんちきしょー」的な勢いに相通じるものがあって、どことなく不吉なのだがはて止められないのであった。

いや、今まで「DJ用に」とか意識的にレコード買ったことはないのだが、無意識に買っていたようで結構あるのだった。思えばそう、この「無意識」って奴も知らず知らずのうちに我が身を重くしているものなのかも知れない、と今思い至ったのだが・・・。

Kate & Anna McGarrigleの1975年のアルバムを聴く。まあRufus Wainwrightのお母様とその姉妹(どっちが上だか失念。残念さんのコメントに期待)によるアルバムである。Joe Boydプロデュースということで、そう、当然のことながら非常に良質なフォークアルバムである。この姉妹の歌声は最近でも聴くことは出来るのだが、このアルバムに於ける歌声はもう絶品である。お二方とも澄んだ清らかな美声で、掛け合いもハーモニーもびしっと決まる。またフォークとは言えどもオーケストラ入っている曲など、アレンジも多彩で1曲1曲楽しめるアルバムに仕上がっている。そう、このアレンジの多彩さが、単なる「素朴なフォークアルバム」とは一線を画すことに貢献しているように思う。ピンと張り詰めた雰囲気に圧倒されそうな展開があるかと思いきや、大らかな包み込むような感じの展開、と緩急織り交ぜた構成に感動させられるのであった。