Carry Home

昨夜は寒いが歩いて「大吉」に行ったのだ。つるつるの路面を頑張って、寒いが「大吉」に行ったのだ。我が家から1分なのだが。

「大吉」前には駐車場があり、昨夜は最早人が通る隙間があるのか、というくらいの大盛況ぶりで、店内も我が地区のデフォルトななりをした方々がガンガンに飲んでいらっしゃって、ああ我が地区・・・、と思ったのだった。

問題はその方々の交通手段である。私が店を出るときには誰もいなくなっていたのだが、店の前の駐車場には車は1台もなかった。店内では酒以外のものを呑んでいる人間は1人もいなかったというのに。確かに私が飲んでいる間にも「こちらのお客さんの車出せないんで移動お願いします」みたいな話があったし。よく考えると凄い話なのだが。

まだ記憶に新しいかと思うのだが、昨年飲酒運転のRV車がウォークラリーに参加していた高校生を轢き殺した事件というのは我が地区のご近所で起きたのである。本気で飲酒運転を撲滅しようと様々な策が講じられているが、功を奏するのはいつなのか、と昨夜の「大吉」のことを思うと考えざるをえないのであった。

撲滅のために我が地区が焼き払われる、なんてことないだろうな。確かにかなり減りそうではあるが・・・。The Gun Clubの「Miami」を聴く。セカンドである。私の中で突如The Gun Club熱が高まったのだった。しかし、再発されていたことなぞちいとも知らなかった・・・。大体にして我が街では全く見かけないわけだし。しかし、こ、これは格好良い・・・。のっけからマイナーコードで疾走するハードボイルドなロックンロールナンバーでぶっ飛ばされる。以降も故Jeffrey Lee Pierce氏の美声ながらメロディ関係ないぜ、的なヴォーカルに耳を奪われつつガンガン突っ走っていく。かなりガレージ的な色が濃いのだなあ、と今更ながら素朴に思ったりしたが再発もSympathy For The Record Industryからで、なるほど、とか思ったりしたのだった。何はともあれ、Nikki SuddenとかDave Kusworthとか、決してA級ではないが、ガッツあるロックンロールに無条件で弱い私としては、今年はThe Gun Clubのことを勉強していこう、と決めたのだった。今更ではあるが。