Freak Scene

どうにも私には昔から想像力が欠如しているらしい。妄想力はだいぶ備わっているようであるが、そう、想像力が足りないようである。

星座、というのがあるが、これがちいとも私には何のことやらさっぱりわからない。それは別に「てんびん座の人はバランス能力に長けていて・・・」とかそういう星占い的な面ではなく、カシオペアってどことどこや、とか北斗七星ってどれがや、とかそういう感じなのである。

忘れもしないのは中学の時の理科のテストで「カシオペアを図の星を結んで描け」とかいう問題が出たのだが、これがちいともわからなかった。「W」という形になるのだろうけれども、どれとどれを結べば・・・、という状態であった。あれから19年、いまだに私は変わってない。

大体にして誰だよ、空の星を見えない線で結びやがった奴はよー、と八つ当たりも甚だしくたまに夜空を見上げて思うこともある。嗚呼、ロマンティスト(スターリン)への道は遠いのか。

2006年は目指せロマンティスト、である。星座の1つや2つは指で指し示せた方が、何かこう、良い感じになるんじゃないんですか!と妄想力は豊かなのであった。

Dinosaur Jr.の「Bug」を爆音で聴いていたのだ今日は。オリジナルメンバーで再結成か・・・。ライヴ・・・。高校生の時にテープでダビングした奴を持っていた私に「CD持ってないと駄目だ!認めねえ」と説教してくれた盟友も今は仙台にいないのだが、このアルバムを聴くたびにダビってくれた友人や説教してくれた盟友を思い出す。そう、高校の頃は私は所謂シューゲイザー的なUKのギターバンドにずっぱまりだったので、同じ爆音ギターでも大分ベクトルの異なるこのDinosaurには左程思い入れが持てなかった次第である。今は違う。今は何でこんなタイミングでワウの爆音が・・・、とかこのベタなギターフレーズは一体・・・、とか色々思いながらもエンジョイできるのであった。で、思うのだが、凄くオーソドックスなロックンロールバンドなのではないか、本当は。ただギターがデカ過ぎた、とかヴォーカルがやる気なさそうに聴こえすぎた、と全てに於いて過剰だっただけで。アクースティックギターが聴こえてきたり、上でも触れたベタなギターフレーズが出てきたりする度にそう思う。メロディだって凄く親しみやすくポップだし。しかしやっぱリマスター盤買うべきだろうか、と新たな悩みが。ファーストセカンドもまとめて・・・、とか。