Mexican God

今朝、いつものように爆走で出勤していたら、ワイパーのゴムがどうやら寿命だったようで、フロントガラス上をちぎれてゆらゆら(帝国)している状態だったから焦ったんだ。

それで昼過ぎに空いている時間を利用して近所のカー用品店に行ったんだ。そうしたら店員さんがご親切にも装着してくださる、ということだったのでご厚意に甘えてお願いしたのだ。何せ前の車のワイパーゴムを交換する際、自力で行ったらば、なかなか上手いこと装着できず、しかも金具でガリガリ手に傷つけてしまって流血の惨事になった、というトラウマがあったから尚更人の情けが身に染みたんだ。

付け替え作業はほんの少しの時間で終わるので、ちょっとだけ休憩、と思って休憩コーナーに腰を下ろしたんだ。缶コーヒーを飲みながら。

そうしたらそのまま眠りに落ちてしまい、30分後くらいに「あのー」と声をかけられて目覚めたんだ。久々に顔が赤くなるのを感じたね。しかし、何だろ、俺。糖尿病、とか?低血糖症、とか?不安は募るばかりなんだよな。

ということで今日はフランクな語り口調でお届けしてみました。Robyn Hitchcockの「Jewels For Sophia」を聴く。99年のアルバムである。そうか、A&Mからワーナーに移籍してたんだなあ、彼は思えば。何気にJon Brionもひっそりと参加しているが、音的にはしっかりとした楽器の鳴りが印象的な、良い意味でメジャー感漂う、所謂フォークロック的な良いアルバムである。彼の場合は美しい、というかポップなメロディとひねくれた歌詞が特徴なわけである(Soft Boys時代から)が、今作でもそれは十二分に楽しめる。しかし昔に比べると、以前はひねくれた歌詞と言っても結構シュール、且つ時にグロテスクなものだったわけだがこのアルバムではちょっとクスッとさせられるような、そういうものが大勢を占めているようで微笑ましい。しかし、彼のヴォーカルは昔からどこか必ずやんちゃな匂いがする。もうキャリアも相当なものだから貫禄が付いても良いはずなのに、まだまだだよ、という彼の声が聞こえるような、そんなやんちゃ具合だから逆にこちらも落ち着いて「嗚呼Robyn Hitchcockだなあ」と聴けてしまうのであった。この間来日していたらしいが、見たかったなあ・・・。