White Overalls

今日2つ目。大丈夫か自分このペース。

私はこうやってNag3を記す際には、必ずその時、もしくはその日に聴いていたりした音楽のことについてのんべんだらりと、ぐだぐだと書いているわけであるが、最近よく「あんなに本当に聴いているの?」と尋ねられたりするのである。

いやー、意外な質問だったのであるが、事実聴いているのである。大体車の中で聴くことが多いのだが、夜のこの時間だと家でがっつんと聴いているのである。

だから1日にアルバム3枚くらいは聴くのかも知れない、平均すると。大体休みの日なぞ、1日中家にいるとそれこそずーっと、音楽を聴いていたりするし。しかもいちいち「ここ格好良いな」とか「ここは何なのだろ?」とか思いながら聴いているので、自分でも何かたまに大丈夫なのか、とか思ったりもする。

思えば小学校の6年生くらいからずーっと、形態に差はあれどこんな感じでいるから都合20年くらい進歩のないままに音楽を聴いては喜んで、という生活をしているのだが、次の20年もこんな感じなのだろうか。

しかしよくもまあこんなに楽しいものだ。La Dusseldorfの「Viva」を聴く。Neu!の発展形のセカンドアルバム、1978年作品である。Neu!後期(サード辺り)から色濃く見られた叙情性と楽天的な感じが見事に昇華したアルバムである。時にいやこれはやりすぎなんじゃないですか、というか多幸症なんじゃないですか、というくらいに平和な空気が逆に不気味に感じられてしまうような、そういうまさに「ハッピー」なアルバムである。格段に音はNeu!時代よりも、ひいてはLa Dusseldorfのファーストと比べても分厚くなっているのだが基本的には何も変わらぬシンセの音色、そしてハンマービート(スピードは落ちているが)、そしてKraus先生のヴォーカル、という感じなのである。まあ、兎に角ふくよかで且つ幸せそうな音楽である。B面丸々つぶした20分間の「Cha Cha 2000」なぞ、死にそうなくらいに、眩しいくらいにポジティヴで変に祝祭的であってそこがまた、マジかよ・・・、と思えてしまったりして。泣けたりもする衝撃の1枚。