The Sort Of Homecoming

頭がガンガン痛いのである。

これは別にこの間の風邪の残りが・・・、とかゆうべ飲みすぎて・・・、とかではなく、眠いのである。そう、私の場合眠すぎると頭がボーっとする、とかではなくてガンガン痛くなってくる。

そうだ。思えばこの間もそうだった。焼き鳥屋で焼酎を飲んでいたら、飲んでいる矢先から頭がガンガン痛くてこれは飲みすぎか、否、そんな飲んでいる最中からこんな二日酔い状態はありえない、とか思いつついたら、帰宅した瞬間に寝ていた。折角買ってきたピノを2個しか食べないままお茶の間で突っ伏して寝ていた。

と書いていてあまりのダメ人間っぷりにブルーになってきてしまったのだが、まあ、そういうことなのだ。眠いと頭が痛くて機能が半分も、ただで少ない機能の半分も働かない状態になってしまうのである、痛くて痛くて。

しかし何かね、こんな眠いのは病気かね、昨夜もしっかり寝たのにね。あ、この間「うつ病の症状うんたらかんたら」とかいうパンフレットを読んだ。そうしたら「危険信号」みたいな項目に「常に眠い」とかいうのがあったな。あー、そっかうつ病か、なるほどなるほど。

とか言っている場合ではない。マジか、と。自覚症状がないままうつ病は進行していくのか単に「眠い眠い病」とかそんなことではないのか、とパニックになりそうだったが、まあ、とはいえ、こんな風に書いたりできる、ってことはうつ病なんかではないのだろう。

っつーことは何だ、怠惰、なのかやっぱり・・・。困ったな・・・。U2の「The Unforgettable Fire」とか聴きながら朝いたのがよろしくなかったが。これまた今朝もそもそとトーストを食べている最中に突如聴きたくなったので投入。EnoとDaniel Lanoisが絡んだ初のアルバム、84年の作品である。最初聴いた時には小学生だったものだが、なんともこのこもった音質に大層驚いたものである。レンタルレコードだから盤質が劣化しているのかな、とも疑ったほどでもあるがCDでもその音質なのである。まあ、そういうもの、なのだこのアルバム。何せお城でレコーディングされたものだし。これの前の「War」というアルバムに比べると大層内省的なトーンが支配し、また歌詞を即興で紡いでいった曲なんてのもあって実験的と言えば実験的である。それでも異常にギターの重ね具合とか各楽器の響きなぞは凝っていて、このバンドのこの方針は間違いなかったんだなあ、と20年以上経ってからしみじみ感じさせられる。所謂「ギターバンド」的な方向ではないアルバムなのに、他のどのアルバムよりもギターの音色が際立つ、というのは奇跡的なことでもある。U2のアルバムは本当にどれも素晴らしいが、これと「Achtung Baby」が私の中でのオールタイム・フェイヴァリットなのであった。いまだに鳥肌立つもんなあ。