Nothing Brings Me Down

レイザーラモンHGに声が似ていると言われた12月21日。

キャラが、ではなかったから喜ぶべきなのか。Emiliana Torriniの「Fisherman's Woman」を聴く。我らがKylie Minogueの「Slow」の作者(!)らしいが、そのようなイメージとは180度異なる世界を展開しているのがこのアルバムである。アイスランド出身、と言うと結構最近話題の方々が多いのだが、まあそういった盛り上がりとは関係なくこのアルバムはとても良い。アクースティックギターがメインで聴こえる素朴な楽器に、彼女のとてもキュートな、それでいてしっかりと渋さを感じさせるヴォーカルが乗ると、これはもう私の大好きな世界なのであった。まず思い出したのはKathryn Williamsであって、これは結構近い感じがする。しかしこの人の場合、どこか底知れぬ何かを感じさせる瞬間が多々あって、絶対深いところで何かとんでもないことをしてくれそうな気がしてならない。それにしてもじわじわ染みてくるような、そんな不思議な歌いまわしの曲の数々で結構愛聴中なのであった。