Blue Flower

12月4日(日)16時からのイヴェント@Cafe SunnydropsでDJをさせていただきます。時間、料金等、詳細はもうしばしお待ちを。

ぼうっとこの間、スカパーの邦楽チャート番組を見ていたのである。

これは100位から1位までフルコーラスでPVを流す、という膨大な時間のかかる番組なので、別にあっつくなって見るものではなし、ただ10時から懐かし洋楽PV番組が他のチャンネルであるのでそれまでのつなぎ、としてしか見ていない。

さて、私が見る時間帯は大体30位代〜20位代、という「これから上がる系&もう下がってきた系」が混在している時間帯なのである。何度GlayExileがやった曲や、「マエケンのブチ上げトランス」の不細工な女どもを見せられたことか。

ということで今週も何とはなしに見ていたのであるが、三枝由夏in dbとか愛内里菜とか、「おお久々かも」とかいうGIZ○の方々が出ていたので見ていたが。

皆一様にバンド編成で元気に歌いまくる(まあ三枝由夏は前からですか、あんま興味ないのですが)、且つ以前の曲よりもギターがガンガンになっている所謂「ロック」的な音になっていて心底驚いた。

ほほうー、とか思っていたのだが、PVの具合とかなんか見たことあるような・・・。そして曲も何か聴いたことあるような・・・。あ、大塚愛・・・?

二番煎じっぷりが大層面白いので一聴&一見の価値はあると思う。もしかしたら私の勘違いかもしれないが。

芸能界って凄いなあ、怖いなあ、とか思いながらSlapp Happyの「Sort Of」を聴く。デビュー盤である。この間レコフェアに行ったときにはRecommendからの再発アナログ7インチつきが「オリジナルよりもレアー!!」というコメントで9000円くらいで売っていたが、どう考えてもジャーマンポリドール盤の方がレアー!!だと思う。まあ、そんな話はさておき。ドイツでFaustのメンバー等と一緒に制作されたこのアルバムは、以降のアルバムに比べるとかなり豪快である。あ、あくまで比較の問題で。結構ギターなどもざっくりとしているし、快活な印象が強い。Dagmra嬢のヴォーカルは変わらず可憐なのであるが、男どもの声なぞ最早ジャイアンリサイタルのようなぼえー、という感じ、ってのは言いすぎであるが、それに近い荒っぽい感じである。でも何か愛すべき感じが全編に漂っていて、どうにも捨てがたい魅力のあるアルバムである。そう、なんか可愛らしいのである。以降のオリジナルアルバムではどんどん洗練されていくような、そういうゴツゴツ感があって、久々に聴いたらまたもやSlapp Happy大会になってしまいそうな予感。でも冷静に考えると、この後の作品が「Acnalbasac Noom」、「Slapp Happy」、「Desperate Straights」という流れになっていくのはこのファーストの時点では結構予測不可能な展開だったのではないかなあ、と後追いの私としては思うのであった。