Bizarre Love Triangle

12月4日(日)16時からのイヴェント@Cafe SunnydropsでDJをさせていただきます。時間、料金等、詳細はもうしばしお待ちを。

さて、自らの体型の変化を如実に感じた秋の日である。

スーツを作ることにしたのである。思えば以前スーツを作ったのは、2年以上前のこと。必需品ではあるものの、面倒だし高いし、ということで二の足三の足を踏んでいたのであるが、一つ清水の舞台から落っこちる勢いで決断したのである。かなり緊張して、試着の際には汗(冷や汗交じり)が出る、という事態ではあったのだが。

2年前の記憶に従いズボンやら何やらを選んでいったのだが、ズボンはその記憶のウエストサイズだと最早ブカブカで、脚の部分なぞ氣志團のような、そんな状態になっていたのには驚いた。またジャケットのサイズもまるで七五三のガキんちょになってしまっていて、そんな不恰好なスーツ姿の男が鏡に写っていたのであった。

ということで全てワンサイズ下げたらジャストフィットになっていた。そうか、自分ではあまりはっきりとはわかっていなかったものの、こういうことなのか・・・。

自分では、そうはっきりとはわからなくてもTシャツのサイズがMで丁度良い、とか体重計の10の位が変わった、とかそういう風に数字やらデータやらサイズで冷静に出てくると、おお嬉しいのう、という思いと共に、ちょっと大丈夫なのかな、とか思ったりもする。健康診断では何ら問題はなかったものの、色々テレビなぞ見ているとドキドキするような警句を発しているわけである。自然に食生活が変わって痩せたのだ、ということで自分としては納得しているのだが、それ以上でないことを願いたいものだ。例えば激務だの病気だの、という原因で、ということである。

まあ、どうぞご心配なく。元気にやっております。Devine And Stattonの「The Prince Of Wales」なぞ聴きながら。既にアナログでは持っていたものの、CD見ないなー、とか思っていたら先日中古でゲット。喜んでいたらボートラ付きでファーストもセカンドもCD再発されるらしい。・・・まあ人生こういうものである。これは元Young Marble Giants, 元WeekendのAllison Stattonと確かFats GardenのメンバーだったIan Devineの2人によるファーストアルバムである。非常に簡素なバッキングでアクースティックギターの音色が印象的な、涼やかな音楽である。簡素な打ち込みに載せてたまにアコーディオンやらヴァイオリン(TuxedomoonのBlaineさん)も聴こえて来るがあくまで基本はギターと声である。YMG時代やWeekend時代と変わらぬ、否、もしかしたらもう少し深みも出たような、しかしそれでいて可愛らしいAllison嬢のヴォーカルが最大限に生かされたアレンジで、もうたまらんのである。しかも何気にヴォーカル多重録音が多く、「Allison嬢の声」というものを知るには一番良いアルバム名のかも知れない。Everything But The Girlとかを比較に出すような風潮も当時はあったが、こちらは湿っぽさが微塵もない、湿度の低い世界で、もしかしたらそれ故に左程インパクトがなかったのかもなあ、とか思うとちょっと切なくもなるが、まあ世の中のことはともあれ、私にとってはいつまでも大事なアルバムなのである。