Christine

バトンも一段落着いたのう、と縁側でお茶を啜っていたら、id:mikkさんから超弩級のバトンがまわってきた。

バンドバトン・・・。

どうやら色々なサイトを見て研究してみたところ、自らの好きなバンドについてあれこれ、ということらしい。さて自分を鑑みてみると色々考えてみたが、これしかないかもなあ、The House Of Love。面白がってくださる方々が極端に限られると思うのだが、自分で書けるのってこれくらいしかないもんなあ。まあ、全然分からなくても「へー」程度で読み逃していただけると。

○好きなメンバー2人
とは言え、ずっと変わらないメンバーが2人しかいない。最初の難問。まあ、リーダーのGuy Chadwickと初期と再結成後のギターのTerry Bickers、ですかね。

○好きなメンバーに一言
Guy・・・ソロやってたときに一緒に回った一時期HOLのメンバーでもあったSimon Walkerは今何を?しかしTerryといいSimonといい、一度喧嘩別れしたメンバーとまた復活して活動する、その仲直りの秘訣を聞きたい。

Terry・・・HOL脱退後に結成したLevitationはインディでミニアルバム、アルバム1枚ずつ出した後メジャーに行って、シングル1枚の後はどうなったのか聞きたい。そしてなぜあのバンドはあんなに重苦しかったのか・・・。

○思いいれのある3曲
駄曲なぞないわ!とか思ったが意外にすんなり3曲は決まるものだなあ。
・「I Don't Know Why I Love You」
メジャーからのセカンドアルバムに収録。こんなにコード少ないし展開も少ないのに、何故ここまで弩級インパクトの曲が出来るのか不思議でしょうがない。Ivyもカヴァーしてたが、この原曲の疾走感と風通しの良いプロダクションの絶妙な具合は今聴いてもたまらん。12インチで最初聴いて、B面のThe Velvet Undergroundのカヴァー「I Can't Stand It」にも燃えたなあ。

・「Destroy The Heart」
クリエイション時代最後のシングル。これも展開少ない、コード少ない、でも荒っぽいプロダクションと疾走感がたまらん、という好例。短いし、「えっ!?」という唐突な終わり方があって本当に荒々しいのだが、そこが良い。

・「Safe」
コンピ「A Spy In The House Of Love」に収録。もともとはメジャー最初のシングル「Never」のB面。Daniel MillerとGareth Jonesという不思議な人選(Muteレーベル関係では良くある組み合わせだが)によるプロダクションがビックリだったが、どうにもこの曲以降問題が色々出てきたいわくつきの曲らしい。えらく淡々とした曲で、何か全て抑え気味な曲なのだが、味わいがあるのだなあ。

と単なる思い入れ暴走であるが、ふと気づくとThe House Of Loveって曲のプロダクションとかも含めて、全体のムードが凄く独特で、そのトータルな魅力ってのがあるのかもなあ、と今更気づいたのであった。

ということで自分的には新しい発見もあり有意義であったが、これ、どうなのかなあ・・・。そしてちょっとまわすべき方が思い浮かばない系なので、すみませんがここで・・・。

ということでThe House Of Loveのベスト盤を聴く。上記3曲は全てこれにも入ってるのでお得と言えばお得である。もう上でこんだけ書いたから良いんじゃないか、と思うが、いやー名曲しかない。メジャーに行ってからはちょっと豪華になりすぎたかなあ、プロダクションが。とも思えなくもないが、いや、これはこれでデコレーションがしっかりとしているのだ、と思えるのはやはり思いいれがあるからか。再結成してるわけだからここらでガツンと来日、とかしてくれたら絶対行くのだがなあ・・・。