Wall Of Death

今日2つ目。

自分の身体のお手入れをするのは大変である、と男畜生の私めですら思うのだから女子の方々の苦労たるや想像を絶するものがあるだろう。

という書き出しではあるが、女子の方々の話ではなく私のメンテナンスである。まあ、お手入れと言えども髭剃ったり、歯を磨いたり、爪を切ったり、耳を掃除したり、程度の話なのではあるけれども。

髭は薄いからまあ良い。歯もまあ普通である。爪は巻き爪なのでそれはもう大変であるが、別に今更取り立てて大変さをアッピールせずとも構わぬ。辛かったらまたここに記すだけである。問題は耳、である。

私はどうも耳が左右違った角度で付いているらしく、それだけでも結構大変なのであるが、どうしても、どうしても耳の掃除をすると出血する。出血せずには耳の掃除ができない、って何か英作文の問題文のようであるが。

どうしたら良いものか。綿棒ではどうも「掃除したぞ!」というカタルシスが得られず、かといってそのカタルシスを得るために毎回出血、というのも何か変な性癖の持ち主のようでちょっと気色悪いではないか。

ということで出来る限り丁寧にやっているのだが、ちょっと熱を帯びてくるとうおおおガリッとなってしまってまた耳かきの先に血が・・・。

私、結構耳カスが多い方だと思うのだが、何故だろうか。昔からであるが。もしかして何か聴きすぎか。Nanci Griffithの「Other Voices, Too ( A Trip Back To Bountiful )」を聴く。カヴァーシリーズの第二弾である。Emmylou HarrisやらLucinda Williamsやらを従えてやっていまして、ええ。たまらんですね、はい。曲もSandy DennyやらRichard ThompsonやらJohnny CashやらIan And Sylviaやら、と間違いなさすぎる。カントリー色は確かに間違いなく濃いが、どちらかと言うとプロダクションのせいもあって左程泥臭くもなくさらりとしているのが特徴か。このプロダクションで好き嫌いが分かれるかもしれないのだが、この人の声の場合、こういうあっさり目の方がしっくり来るのではないだろうか、と思う。こういうのを無性に聴きたくなる時も私にはあるわけで、必需品、とも言えるアルバム。耳にも優しいし。