Getaway

まだ詳細は未定ですが、12月4日(日)の昼間にカフェ・サニードロップスで、12月10日(土)の夜12時以降にDJをするようです。

しかし思えば何か知らないが、毎月なんだかんだ言って人前でレコードやらCDをかけることがあるなあ、今月はないものの。いつからこうなったのか。

いまだに我が家にはレコードのターンテーブルが1個しかない。CDプレイヤーも1個しかない。というか、コンポ自体17年目に突入したものである。これは何回もここでは話題になっているのでご存知の方もいらっしゃるかとは思うが、つまり全く練習できないわけである。なのにDJのようなものを頼まれるって、何か不思議だなあ、とたまに思ったりするのであった。

と言うかいまだになんか「DJなんです」という気持ちが私の中にはなく、且つ実際所謂「DJ」というような方々のようなこともできないわけであるので、まあ、名実ともにDJではないのであろう。DJはするけれども「私」自身はDJではない、という。この微妙なニュアンス、わかっていただけるであろうか。

だって今日は今日とてTexasの「Red Book」なぞ聴いているわけだし。新作である。Texasのアルバムを追いかけている人、というのも今ではかなり珍しい人種なのかもしれないが、そんなことに関係なく彼らは進化し続けているのである。このアルバムでは最早生ドラムは大層登場頻度は少なくなり、基本的に打ち込み中心のバッキングにSharleen嬢のヴォーカルが乗っかる、という感じになっていているが、まあ、それはここ最近の(「The Hush」以降の)路線を考えれば全く珍しいことではない。極初期にはAltered Imagesのメンバーとかいたんだけどなあ。しかしもうそういう問題ではなく、この大らかなメロディは何回聴いても心安らぐのである。そう、このメロディがある限り私は聴き続けていくであろうし、大好きなままであろう。しかも実は今作では1曲何故かDallas Austinが手がけている。あまり意味はないようであるが、このように冒険を忘れぬバンドであるのだし。しかしその一方Paul Buchananも参加している。最初誰だっけ・・・?と思ったが、そうだThe Blue Nileの方である、と気づいたのである。そう、このように新しいものへの目配りとグラスゴールーツとのバランスがしっかり取れた充実作である。