Jet

昨日から電化製品づいているので、ちょっと今日は頑張ってitunesなるものをダウンロードしてみた。

と、当然のように上で使っているが、itunesだのダウンロードだの、と言う言葉は実に1年365日ある中で、使われる日は多くて4日くらいのものだろうと思う。

しかも当然のように上で「電化製品づいている」と言いながらも、単にDVD/HDDレコーダーを家に導入しただけであり、且ついまだに不具合は改善されていない、という体たらくであるのも見逃してはならない。

単にヨドバシ○メラのポイントが結構貯まっているので、ipodでも安価でいけるのではないか、ということで、しかしいざ清水の舞台から飛び降りてみたらitunesを使えなかった、とかいうことになったらまた空しくて反動で原始生活に突入しかねないので、前もって外堀を埋めるつもりでダウンロードしてみた。

ご存知のように私の現在の通信方式は32kbpsのAir H"とかいう奴である。itunesのHPを見てみたら、何やらitunes music storeとか言うところで楽曲を購入する際の通信方式が書いてあって、まず私はネット上で楽曲を購入することなぞ現時点では無理のようである。まあ、するつもりは毛頭ないのだが。

ちなみに上の最後の意見に関しては、ジャケないし、手元にソフトが残らない、というのは私にとって金を支払う対象ではない、ということなのである。些か極論だ、とかなんと古風な!というお考え等もあるかとは思うのであるが、まあ私という人間がこういう人間なので1つ大目に見ていただきたい。あくまで私個人の気持ち、であるからして。

さて、そのような先制ジャブを受けながらも、ダウンロードを開始してみた。結果から申し上げると無事にダウンロードが出来て今私のPCにはitunesなるものが(全く詳しくはわからないながらも)入っている状態ではあるが、ダウンロードには時間がかかった。どれくらいかかったかと言うと。

2時間53分。

笑うところではない、泣くところである。意外に自分我慢強いな、と思った。

しかし本当に電化製品の進歩は日進月歩で、ちょっと前のものではもう対応しきれなく、もしくは対応できてもえらい手間がかかるのだなあ、としみじみ感じる。まだ私たちは昔の人が想像した未来の世界のような暮らしはしていないけれども、地味なレヴェルでガンガンに進歩しているのだなあ。

って最近本当に何か「取り残されてしまった人」みたいな話が続いているのだが。Paul McCartneyの「Wingspan」という2枚組みのコンピを聴く。これは彼の71年から81年あたりまでの楽曲をヒット曲ディスクと、彼自身による選曲ディスクに分けた面白いベスト盤である。実は私は彼の曲の良さがわかるのには大層時間がかかった。何かとても良いメロディだし印象に残るし素晴らしいのだが、どうしてもどこか居心地が悪い気がしていたのだ。しかしその居心地の悪さこそが彼の持ち味なのだな、と目が開けてからはドンドン好きになっていったのだ。何か極言すると、1曲の中に3曲くらい入っているような、そういう展開が多いのが気になっていたのだが、それが今ではツボなのであった。でもなあ、「Live And Let Die」はちょっと苦手なのであった。それでもやはり頭に残りまくる曲ばっかりで、間違いなく天才というのはいるんだな、と思わせられる。多分多くの人にとってはもう定番、というか聴きまくってました、と思われるような音楽が、今の私には大いに新鮮なのである。