I Want You

10/15(土曜日)、七時より神戸で生まれた音楽好きによる音楽好きのパーティ 「SWEET SURPRISE」と、二十三時より橋本徹さんをゲストに 「WE LOVE FREESOUL」リリースパーティの豪華2本だて。
FREE SOUL Support DJ /

 maesawa , S-guy, tdsgk, YMDMKT

通し券(¥3,000)および前売り(各¥2,500)は9/21より発売いたします。お問い合わせは cafe SUNNYDROPS (022)221-1646

いよいよ明日!レコード選んでない!何をかければ!

さて、気づいた。私は「ワクワク感中毒」なのだと。結構保守的な人間ではありながらも、意外にワクワクを万物に求めているのだな、ということに昨日気づいた。31歳になったから気づいたのか。

何か好きなものがあるとそれの類で「更に良いものにめぐり合いたい」「まだ見ぬ何かに出会いたい」とか思い始めてしまう、のである、たぶん。そうしてワクワクを求めていくことにずっぽりとはまってしまったりもするわけである。

あまり食べ物の好みとかにはこれが当てはまらないところがまた、人間存在のアンビヴァレント具合を示していて面白いのだが、結構ここ最近自分の行動を鑑みるにあたって、ふと思い当たってしまったのであった。

このNag 3を読んでくださる方々ならお分かりかとは思うが、毎回最後のコーナーを見ていれば何となく上記のことに頷けるのではないだろうか。まあ、ここには現れない面でも微妙にそういう感じがここ最近しているのであった。ということでBob Dylanの「Blonde On Blonde」である。今年も県境を越えてDylanが誕生日にやってきた。このアルバムは1966年の彼がもう止まらないんじゃないですか、的な勢いのときにリリースされた2枚組である。実際にはこの直後にバイク事故で止まってしまうことを余儀なくされるのであるが。「Bringing It All Back Home」に比べると随分と表現方法が安定してきたような印象である。ギザギザのグザグザ(悪い意味ではない)の感じは影を潜め、音楽的な広がりが楽しめる、そんな安定した傑作、と言って良いのですかね。今回は日本盤なので歌詞が楽しめるのだが、いや、やっぱりDylanって凄いな、と唸らせられるのである。韻の踏み方のみならず、いちいち情景がはっきりと目に浮かぶような、そんな詞ばっかりで、天才ってすげえんだな、とか本当に今更ながら思わせられるのであった。だんだん彼のヴォーカルにも愛着が増してきて、「Bootleg Series」とか聴いて鍛えられたかな、という感じである。Blonde on Blonde (Reis)