When You Were Mine

そういえば「〜バトン」というものは一段落ついたようである。

発端はアレか、私にも沢山まわってきた「ミュージカル・バトン」か。(.comuraさん、書くのすっかり忘れてました。御免なさい。今思い出しました。)アレは結構私の周囲は絨毯爆撃状態で(私も爆撃してしまったわけだが)皆それぞれ書いていたようであった。

しかし何気にその後も色々なバトンがあったようであるね、「漫画バトン」「読書バトン」とか「恋愛バトン」とか「フェチバトン」とか。私には全くまわってこなかったが、色々あったようである。「ミュージカル・バトン」と比するとどうしても二番煎じ的な印象が強いがため、さして広範囲に亘る爆撃はなかったのだろうか。

しかし思えば私には「フェチバトン」とやらも「恋愛バトン」とやらもまわってこなかったのは、多分とんでもない、皆が不快になるようなことを書かれそうだ、という思惑があったが故、なのだろうか。まあ、それは「ミュージカル・バトン」でも十分に露呈してしまったわけであるのだけれども。

やはりアレか、私の場合「ゴスフェチ」とか「お互いの身体をナイフで傷つけて、その血を見るのが・・・」とか書かれる、と思われたのだろうか。それは痛快だ!

「本棚にはロマン文庫とか夢野久作とか江戸川乱歩とかセリーヌとか『O嬢の物語』とか『夜のみだらな鳥』とか・・・」って書かれそうだし、と思われたのだろうか。それは事実だ!

ここで断っておくが、別にまわってこなかったから寂しい、ということをつらつら述べているわけでもなく、そのような具合に上記の文が読まれたのであったらそれは私の力量不足の致すところであり、どうぞご容赦いただきたい。

最近Princeブームが凄い。何故かPrinceを聴かない日はここ最近ない。今日は「Dirty Mind」である。この時期のPrince様は可愛い。否、ジャケットを見ればわかるが、アナタの考える「可愛い」の定義とは違う。音が、である。このアルバムはほとんど王子様1人でレコーディングなさっているのであるが、素朴なエレポップ気味ナンバーから柔らかいファンクナンバー、涙誘う哀愁ナンバーまで、後のギトギトの世界に比すると(「1999」以降、か)どことなく可愛らしいのである。王子様の声もファルセット多用で、大層愛らしい。しかし一度歌詞の内容に耳を傾ければ、別れた女に対する引きずりまくりの感情やらを吐露したものもあれば、激しくエロいものもあって、嗚呼Princeはどこをどう切ってもPrince様なのだなあ、と激しく納得。Cyndi LauperもCoaltar Of The Deepersもカヴァーした名曲も収録。