You, Drum

今日3つ目。

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために毎年生きてます。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

この間見たいわゆるバトンもので「見た人が必ずやるバトン」とかいうものがあったが、この告知見た人必ずこのイヴェントに来るべし、とか言いたくなったりもする。そんな高圧的なことは趣味ではないのだが。

なんか今日、日曜日は珍しく異常に気力に溢れていた日だったようだ。どんなに音楽を聴いても疲れない。どんなに本を読んでも疲れない。気合い入れて料理しても疲れない。たまにはこういう日もあるようだ。この無気力を絵に描いたような私にでさえ。

ということで今日は音楽をどかどか聴き、『マルドロオルの歌』をずばずば読み、ほうれん草とベーコンを投入したぺペロンチーノをどがっと作成したり、という日であった。ついでにNag3も3つ更新したり。

多分明日からの平日は仕事もあるので廃人のようになっているだろうと思うが、The Liarsの「Drum's Not Dead」を今日はよく聴いていた。サードである。The RaptureとかRadio 4とかと一緒くたにされていた時期もあったなあ・・・、と思わず遠い目をしてしまうくらい訳分からん方向へとガンガン深化進化している奴らである。なんでもベルリンに移住したらしく、このアルバムもベルリン録音である。前作は訳分からんパワーが渦巻いていると同時に、思いっきり未整理な側面が多かったが、今作は凄い。タイトル通りドラムが大フィーチャー、である。しかしそれがくっきりはっきりの方向につながるのではなく、更なる混沌への手段になっていてそれが面白い。フィードバック+ドラム×2+声、とかって普通思いつかないよなあ。しかもそれが単なる自己満足に陥らずにとんでもなく完成度が高い。Lightning Boltとかと比較するような声も聞かれるようであるが、このLiarsさんはどこか陰りがある。どこかで憂鬱を引きずっているような、そういう雲が晴れないような表情がある。そこがまたね、何かこう、くすぐられるのである。興奮しました。

Curl

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために毎年生きてます。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

↑この日は車を置いて行く予定。飲もう。

さて、今日は福袋に入っていた白いジャージ、というかパーカーを着て出かけたのだが汚れないか、とかなんかついてないか、と結構気になるものだのう、と気づいたのだった。

まあ、白いジャージ、と言っても我が地区でよく見られるしゃかしゃか素材のヤンキー御用達系のではないのでそこら辺とは一線を画すことに成功しているのだけれども、やはりどうにも落ち着かない。

それ以上に、駐車場で車の窓ガラスに映る自分の姿を見ると、ちょっと伸び気味の髪の毛も相俟って、あまりのガキっぽさに唖然とした。若く見える、と言えば聞こえが良いが、どうにもこれではお子ちゃま、である!

ということでやはり"Man In Black"としてJohnny CashにRoy Orbisonに灰野敬二に郵便やさん、という黒服の系譜の方が自分にはあってるのかもなあ、と確信にも近い思いを抱いたのであった。

Jonathan Kaneの「February」を聴く。そうか、Rhys Chathamのバックバンドのメンバーなのか。というかそれくらいしか分からない方のアルバムである。しかもTable Of Elementsからのリリース。何か怖いな、とか思っていたが、全くそんなことはなくギターとベースとドラムスによるアンサンブルであった。非常に格好良い。リフが結構メタリックに響く曲なぞ、Sonic YouthっぽいなーとかFrictionっぽいなー、とか素朴に感じることができる。過剰な表現を抑えたGlenn Branca的な感じで、大満足のアルバムである。というかこの間の「New York Noise Vol.2」が出た辺りからどうにもRhys Chatham周辺が気になって仕方がない。今後の研究課題としたいところである。

Passion

今日2つ目。

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために毎年生きてます。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

↑皆さん、飲みましょう。っていうか飲み会だと思って来てもらえると気楽な感じで良いかも。

しかし憲法改正にかなりの人が賛成だそうだ。私もあまり詳しくはないのだが、どうしても「第九条」が気になってしょうがないのである。この「第九条」は果たして守られるのか否か。

今でもかなりキワキワな感じで第九条と折り合いをつけているようなこの国なわけであるけれども、大手を振って戦争できるような感じに改正とかされてしまったら、「賛成」とか言っている方々はどうするのだろうか。それで良いのだろうか。それを踏まえての「改正賛成」なのだろうか。全く小泉改革とかいう奴は何だか訳分からんが、少なくとも「意識改革」は上手く行ったのかもね、とか思うと沸々と怒りが沸いてくるものだ。ま、この国の人は自民党好きみたいですし、そこら辺も含めてなんだか腹立たしいのだ。しかし本当に野党は一体どこにいるのか。

思えば「平和ボケ」とか言って私たち世代は責められることが多いわけだが、その「平和ボケ」を上手いこと利用している奴らこそ責められるべきだよな、とか思うのだった。ま、責めてくれる大きな存在がないから今のこの国みたいな状態になっているのかもしれないけれども。

なんて思いながらNightmares On Waxの「In A Space Outta Sound」を聴くのだった。久々のアルバムである。まず今作はジャケから言って名作の香りぷんぷんなわけであるが、果たして本当に傑作だった。前作は個人的には悪くないと思うが、もうチョイ「引いた」表現が欲しいなあ、という感じのアルバムだった。で、今回は以前のようなたゆたう感じが復活しているのが凄く嬉しい。ヴォーカル入りのナンバーも非常に違和感なくすっきりと収まっており、そして非常にソウルミュージックなのだった。また、リズムが今回はかなり多彩でレゲーっぽいな、とか思っているとアフリカンなビートに突入したり、お得意の遅いブレイクビーツナンバーもあり、で全く飽きない。とは言え全体が一貫して落ち着いたトーンで纏められており、流石の貫禄である。こういうのを聴くとSilent Poetsも久々に聴くか、となったりとかトリップホップなんて言葉が昔あったよなあ、とか思い出したりしてまた充実した時間を過ごせるのであった。こんな感じの音楽があって、且つ色々それに纏わる記憶があって、それを再生とかできる限りは長生きしたいものである。