The Kids Are Alright

無事に山篭りを終え娑婆に復帰しました。で、昨日は早くも痛飲で更新できず、ですみません。

で、今日は今日とて野球を見に行ってきた。無論、私の意思ではなく、まあ、接待的な色が強いものであった。今日は大層我が街は暑かったのであるが、そんな中発見したことは、暑い野外ではアサヒのスーパードライが大変に美味い、ということである。エビスよりも、一番搾りよりも美味しい。だからあのスーパードライのCMってああいうノリの奴ばかりなんだな、と理解できたのであった。

で、野球の時って打席に向うときにテーマソングみたいなものが流れるのだね。今日は楽天ホームゲームだったので、相手の日ハムのスレッジが登場する時にはPeter Gabriel「Sledgehammer」SO(紙ジャケット仕様)(私が何故か年に3,4回は聴きたくなる曲)が流れず寂しい思いをしたが、皆聴くとテンションが上がる曲を基本的には選んでいるようである。

こういう時にはやはり誰もが自分が野球選手だったら何を選ぶか、と想像するものであろう。私もスーパードライ飲みながら考えた。テンション上がる曲、いつ聴いてもテンション上がる曲、んーこれだ!「I Wanna Be Your Dog」The Stoogesしかないだろー。

しかしこんなんではよくないよなあ、とか思いながらいたら楽天が勝っていた。Your Song Is Goodの「The Action」を聴いていた。実は音源を購入するのは一番最初の7インチ以来だったりする。なんだかスカパーで見ていたり、何曲か新しいのを聴いていたら非常にヒリヒリする勢いを感じたので思わず購入。なんか以前のは、悪くないんだけどあんまりなー、という感じだったのだが、今回は良い意味で焦燥感バリバリで何だかやられてしまう。兎に角怒涛の勢いで全曲過ぎて行く。Arctic Monkeysみたいな勢いの楽曲にトロンボーンとバックビート絡んだり、とか結構ありえない感じのミックスが行われているのに、最終仕上げを待たずに勢いで強引にまとめあげる、みたいなところが凄く素晴らしい。インスト曲が相変わらず多いが、ヴォーカル入りでも兎に角早口でワーワーやっているような感じで以前までの若干余裕があって楽しもう、みたいな感じとは違い、楽しむしかないんだ!!的パワーの結晶である。全体的にギンギンにスピード感たっぷりに進んでいくのだが、そんな中可愛らしいインストがあったり、また全体に漂うユーモラスな感じは多分ここでしか得られない感じであろう。若い子がライヴとかでわいわいやるのも勿論想像に難くなく、頷けるのだが、もう30代に突入した人間でも思わず身体が動き出す、そんな有無を言わせぬ2008年版の「勢いとはこういうものだ」という良い見本の作品である。愛聴中。パンクロック、って奴は深くて広いなあ・・・。