End Of Spring

tdsgk2008-05-12


よろしくお願いします!

MELLOW BEATS meets FREE SOUL 2008.5.16(Fri)@SHAFT open21:00 ADV: \2500(Drink別)DOOR: \3000(Drink別)

Special Guest DJ: 橋本徹(SUBURBIA)、山下洋(WACK WACK RYTHM BAND)
DJ: Bossa★Da (SWINGIN' JACK)、MIWA (3*1)、tdsgk (Harlem Shuffle)、tt(Harlem Shuffle)
SWEETS: Cafe SUNNYDROPS

うわ、今週だ。よろしく!

The Only Onesのライヴは、凄かった・・・。バンドアンサンブルとしては、時折ひやりとする場面もあるのだけれども、勢いと各人のしっかりとしたテクで乗り切っていくのだった。2時間近く、アンコールも2回。見れて良かった、と心から思った。何かこう、良いライヴって何故か突然涙腺が緩む瞬間があると思うのだけれども、そういう瞬間が結構あった。新曲が往年と変わらぬ、というか全く過去の名曲群とひけを取らない曲ばかりだったので、是非スタジオ盤の新作リリースを願うのであった。ちなみにPeter Perrettはサングラスを最後まで外さず、その顔色と相俟って蝋人形のようだった。蝋人形が歌い、ギターを弾き、たまに微笑み、リクエストを募ったりしていた。何か異世界の人のようだった。ナチュラルに異世界の人のようだった。まさにAnother Planetから来たようだった。東京行きは久々だったので、私自身何だか異世界に行ったようではあったのだが、それ以上に何か不思議なものを見た気がした。でも多分一生忘れないライヴになるであろう。

個人的に今回驚いたのは私自身のレコード堀りにかける情熱の衰退である。昔は東京に行ったらば何軒でも回ってごんごんレコード見たのに、何だか久々に行ったらこことあそこと、できればあそこに行きたいな、と決めたところくらいにしか行かず、しかもマジメに見ていたら猛烈に疲労して早々に切り上げたり、レコード見てる途中からコーヒー飲みたいな、とか足伸ばして座ったり寝そべったりしたいな、とか思っている自分に心底驚いた。

年齢のせいなのか。それとも狙っているレコードもとくになくぺろぺろと見ているからなのか。参ったな・・・。とは言え、まあ買ったんですけどね、はい。Sutcliffe Jugend / Prurientの「End Of Autumn」を聴く。CDプレイヤーがアレなので相変わらずレコード聴いているのだが、これもアナログ2枚組新譜である。Whitehouse一派として御馴染みのSutcliffe JugendとPrurientさんのコラボレーションによるライヴアルバムである。これが!!最近の所謂「ノイズ」事情に疎い私でも一発でアドレナリン上昇を抑えきれないハーシュな、そして歪んだぶっといノイズ音に絶叫が絡む、怒涛のハイテンション音楽である。音楽・・・、と言って良いだろう。しかしそんな中でも侘び寂びを感じる音の抜き差しがあったり、「春の終わり」「夏の終わり」「秋の終わり」「冬の終わり」とそれぞれ題された各面毎にノイズ音の趣向が異なっており、全く飽きずに聴ける、って何を書いているのだろうか。しかし絶叫している内容は、日本人僧侶による死の詩らしく(全く何言ってるか聴こえないのだけれども)、そこら辺も関係しているのかなあ、とか思ったりするのだった。静謐な「秋の終わり」が渋いなあ、とかしみじみしているのだが。愛聴盤になることは間違いない傑作である。ってamazonになかったか・・・。HMVにはあったのでリンクを貼っておきます。