The Jeweler

MELLOW BEATS meets FREE SOUL 2008.5.16(Fri)@SHAFT open21:00 ADV: \2500(Drink別)DOOR: \3000(Drink別)

Special Guest DJ: 橋本徹(SUBURBIA)、山下洋(WACK WACK RYTHM BAND)
DJ: Bossa★Da (SWINGIN' JACK)、MIWA (3*1)、tdsgk (Harlem Shuffle)、tt(Harlem Shuffle)
SWEETS: Cafe SUNNYDROPS

よろしくです!

ここまで髪の毛が伸びてくると最早切る気も起きなくなってくるものである、ということに4ヶ月くらい伸ばした私は思うのであった。

いまだ行き着けの美容院では予約が、面白いように都合の良い時間には取れずますます行き先が不明瞭になりつつある昨今であるが、現時点でK点であるこの私の髪の毛の長さを初のK点越えまで持って行こうか、とか逆にポジティヴシンキングになってくるから不思議だ。もうパーマかけるとか、再結成したことだし初期のX辺りまで伸ばして立てるとか、この間DVDで見た細野晴臣の髪の毛のように、所謂ツーブロックの2008年版のような髪の毛にするとか。髪が伸びると色々な髪形への発展が見込めて、意外に楽しい、とか思い始めてきたので疲れているのではないだろうか、という思いが募る。

もしかしたら2,3ヶ月後にはアフロとかドレッドになっているかも知れないので、そのときには「ああ、全てを諦めたんだな」とか思って同情して何かおごってもらいたいものである。Pearls Before Swineの「The Use Of Ashes」を聴く。1970年のアルバムである。ESPからデビューしたりしてしまったお陰で、何だかちょっとクセのある、アシッドフォーク、とか評される(いやそれもわからんでもないのだけれども)彼等の音楽であるが、実は素朴に美しい音楽なのである。とくに、中心人物のTom Rappがオランダで暮らしている間に作られた曲がほとんどを占めるらしいこの作品は何だか浮世離れした美しさが全体を覆う。実際それを狙っていたらしく管楽器、弦楽器がフィーチャーされ、メロディもとろとろに溶けそうな甘さである。Dino Valenteの作品ディノ・ヴァレンテ(紙ジャケット仕様)にも通じる寂寥感漂う美しさが印象的ではあるが、こちらの方がずっとずっと甘い。勿論良い意味で甘い。ハーモニーもメロディも美しくついつい時間を忘れて聴いてしまう。しかも実際30分ちょいくらいしかないアルバムなので、儚い夢のように一瞬で目の前から消えてしまうような作品でもある。で夢よもう一度、的な勢いで何回もリピートしてしまうのであった。ちなみにThis Mortal Coilがセカンド銀細工とシャドーでカヴァーしている曲もこちらには収められているのだった、という今の時代に必要とされているのかどうかわからない情報を記したくなったので記してみた。