Too Much 21st Century

昨日は日中から疲労感と眠い感バリバリのままに飲酒して、即寝てしまったので更新できませんでした。

2008/03/25(Tue) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE+ZU Japan Tour"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:2000yen(2Drink) / DOOR:2500yen(2Drink)

Guest BAND act: ZU, にせんねんもんだい
BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
Guest DJ: Casin (Gift Gimmick)
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS), Masaya Omote

よろしくです!EVOLはさっき、20種類のCDを各々作ることが決定しました!この世に同じCDが存在しない、という(ありがたくない)プレミア感がたまりませんね。そしてやっぱり選曲方法は神の思し召しで目をつぶって選んで15曲です。2人とも試みに1つ作ってみたのですが、爆笑でした。お楽しみに。

ところで今日の晩御飯を作ろう、そして新たなお献立にチャレンジしようと料理本をめくり、よしこれだ、と決めたのだが、そこの作り方の手順で使うものの中に「レードル」という言葉があった。

レードル。レードル?耳慣れない言葉である。どうやら液体をすくったりできるもののようであるが、レードル。存在理由はレーゾンデートゥル。果たして何か。我が家にはあるのか。結構ここでは重要な意味をもっていそうだからこのレードル、とやらがないと難しそうである。

となって早速ネット検索したら一発でわかった。そして落ち込んだ。なんだ、おたまかよ。

世の中に知っていなければならないことが10あるとしたら、多分私はそのうちの1くらいはわかっているのだろうか、否それすらかなり怪しい、と思わされる出来事であった。わからない人もいるだろうから、おたまって書いておいてくれれば問題ないのに、と文句を言いたくもなったが、多分皆知っているからあえて「おたま」という表記をしていないのだろう、と思い至ったのでその文句は飲み込んでみることにした。

本当に33年生きてきてもまだまだわからないことだらけである。でも、最近の何でも知っているような態度の人間の多さから察するに、多分私以外の皆はわかっていることだらけなんだろうなあ、と落ち込むのであった。

私がわかっていることはBauhausの「Go Away White」が25年ぶりのアルバムである、ということくらいか。本当に出たんだ、とびっくりしたのであった。再結成、そして来日、ということで狂おしく盛り上がったのがつい最近のことのように思えていたのだがもう10年前のことである。何故今このタイミングで再結成盤が出るのかイマイチ意味がわからないが、どうやら18日間の間に曲を作ってレコーディングも一発録り、という何だか凄いことになっているアルバムなのであった。最初で最後の再結成アルバムになるようであるが、これは聴き手がどの時期のBauhausをイメージするか、もしくはBauhausに対してどのようなイメージを持っているか、でかなり評価が分かれるアルバムだと思う。過去のどのアルバムにも似ていないし、Peter Murphyのソロにも、Love And Rocketsにも、David Jのソロにも、Daniel Ashのソロにも、Tones On Tailにも、全く似ていない。あるのはギターのカッティングやらフィードバック混じりのリフが威勢よく鳴り響いたり、何だか呪術的なダークな重さがあったり、しかし全体的にとてもざっくりとした感じの、無愛想な音楽なのであった。多分Bauhausの名の下で好きなことやってみたかったんだろうなあ、と今作の存在意義を思いやることもできると思う。何だか海外で色々な人が批評していて、どれも概ね評判よくないのだけれども、私はこの全体的に禍々しい感じを保ちつつ、過去にあったひ弱な感じが陰を潜めた、という点だけでもとても面白いアルバムだと思うのだけれども。そりゃあね、往年のシングル群の曲に比べたら弱いですわ。でもアルバムの出来としては、結構バランスよく各人の活動が上手くまとまった感じになっていて、良い作品なのである。特筆すべきはPeter Murphyのヴォーカルのイキイキとした感じであろうか。変わらないなあ、彼は。