Du Pop A L'ane

tdsgk2007-12-31


随分とご無沙汰しておりました。激年末進行で更新できませんでした。

でいつの間にか大晦日になっていた。この4日間くらいは何だか24時間×4で96時間くらいあった筈なのに体感的に8時間くらいしかなかったように思える。まあ、2007年も24時間×365で、あ、計算面倒くさいから割愛するが、体感的には1ヵ月くらいで終わってしまったように思える。

でもそんな中で色々な人との出会いや別れや喜びや楽しみや笑い、そして悲しみや怒りや憎しみに満ちた日々であった。とくに、どうしようもないことに対する無力感を感じたり、大きな問題も結局全て「人」なのだな、という認識を新たにした1年であった。

そういえば2007年はどんな音楽が良かったかな、と振り返る時期なのだが、それは今度アップさせていただこうと思う。ちなみに年末最後の買い物はYoshi Wadaの再発と、若王子氏に通販で一緒に買ってもらったNervsの7インチであった。Yoshi Wadaはまだ聴いてないが、後者NervsのSiouxsie And The Bansheesのカヴァーには興奮させられて1日で24回聴いて満喫した。結局こういう点に於いては毎年、何ら変わらず進歩もなく、寧ろ年を経る毎に悪化していっているように思えるが、もうどんどん悪化させたいものである。

Bernard Parmegianiの「Pop'eclectic」を聴く。電子音響作品とかの大家である、1927年生まれの彼が1966年から73年に作ったコラージュ楽曲を4曲収録したアルバムである。何か上記の形容だとばっきばきの現代音楽でキツそうな気がするが、全然そんなことなく凄く楽しいのである。当時のロックンロールやら何やらをバッキバキにカットアップした曲はもうはちゃめちゃすぎて面白すぎるし、何だかテレビのチャンネルをあまりにもランダムに変えまくったような印象がある。その他にもフリージャズ的楽曲、バンドネオンの哀愁の音色、フレーズを延々抽出した曲などなど、どの曲も基本的にはテープ貼り合わせて繋げた手法一発+αなのだが、あまりにもアナーキーすぎて、これは狙ってるのか適当なのか、大いに頭悩ませるところである。何だか全体的に事故っぽいし。でも、凄く全体としてポップで勢いがあるので、肩肘張らずにわはは、と受け止めるのが良いのであろう。しかし私の場合、何だか朝っぱらから聴いたりすると異常にテンション上がったりするので、実に不思議である。とか言っている人間はあまりいないのかも知れないのだが。