I Love You Like The Way That I Used To Do

年末もよろしく!

Harlem Shuffle Vol.5@ Club SHAFT 2007.12.28.(Fri)22:00〜 Adv \2000(1D) Door \2500(1D)
Guest DJ:高橋孝博 ( Halfby )
DJs:Takashi Tamayama, tdsgk, Kenji Maesawa

で、もう一発!

AOBA城炎上@Club SHAFT 2007.12.29 (Sat) 21:00〜 Adv \3000(1D) Door \3500(1D)
GUEST LIVE:イルリメ
BAND: -W-、runny stools、ラファエルクルー他
DJ:DJ CASIN(forest lounge records/gift gimmick), DJ G-CO(gift gimmick), DJ HAMA(banyan pro/gift gimmick), tdsgk

あっという間です、よろしく!

給料の明細をもらって眺めるたびに、なんでこんな税金が引かれなければならないのか、と憤慨することは一度や二度ではないであろう。

最近甚だ疑問なのが、所得税というやつである。働いて給料もらって、給料もらうだけなのに金が引かれる、という原理にはどうも納得がいかない。

否、意義はわかるし、そういうものだ、というのもわかるが、もっと下の、というか根っこの、というか動物的な、というか、反射的な感情として、このやろー、という感じになってしまうのは、師走でばたばたしているからか。それとも政治的に汚い金の話が切れ目なく続き、いい加減にしろ、的なささくれだった気持ちになっているからか。それとも12月1日からの値上げラッシュやら、円安やらで物の値段がガンガン上がってるのに、絶対に決して比例しない給料のせいか。それとも、そんな中で消費税を上げるとかいう信じられないことを言っている国の上の方の野郎共のせいか。

まあ、いずれにせよ突然こういう、さほど論理的ではなく、理不尽な怒りみたいなものがこみ上げてくるものであって、それはいかに国が説明しようとも、またそれがいくら道理に適ったものであったとしても、収まることのないものなのでしょうがない、と思う。たまには逆ギレに近い状態でわー、ってなることだってあるのだし、それが普通だと思う。

Rocketshipの「A Certain Smile, A Certain Sadness」を聴くの。96年リリースのファーストである。この間のAoba Nu Noiseでかけているクレイジーな相棒がいて、それに感化されて久々に、実に久々にCD棚から引っ張り出して聴いている。当時世の中は音響だの、サイファイだの、若干バブリーな感じで、むしろ青田買いみたいな感じで輸入盤店が盛り上がっていた時代である。そんな中インディポップファンだったら一目置くSlumberlandレーベルからリリースされたこのアルバムは、瞬く間にジャケの良さも相まって大ヒットしたものであった。翌97年にはトラットリア参加のifレーベルから日本盤がボートラ付で出たり(我が家は日本盤)。しかしそれがまったくハイプなんかではなかったのは、その高い音楽性にある。快活なギターのカッティングに甘酸っぱいメロディ、鼻歌みたいなさり気なさで可愛いヴォーカルを聴かせる男女ヴォーカル、という組み合わせは「Ecstacy And Wine」期のMy Bloody Valentine、もしくはセカンドシングル期あたりまでのPrimal Scream、という好事家にはたまらない世界なのであった。『デトロイト・メタル・シティ』のねぎっちょが好きそうな感じ、というか。しかし、問題はそこでフィードバックギターとかフィーチャーされていたらよくあるバンドとして埋没していたのかも知れないが、その代わりにアナログシンセのビャー、ピャーという音がどでかいヴォリュームでフィーチャーされていたのが決定的であった。しかも曲と曲の間を謎のSE的なものでつなぐ、というプログレかよ、みたいな展開も不思議であった。そこで私たちも気づけばよかったのだ、こういう変なところがあるのだ、ということに。しかし時代はアナログシンセのちっこいブームを迎えており、時代の音、的にすんなりと受け入れてしまったのであった。これ以降はダスティンなる中心人物のソロユニットになってしまい、まあ悪くはないのだけれどもこのアルバムで聴けた音世界とはまったく違う、アトモスフェリックな部分のみを抽出した曖昧な音になってしまって失速してしまったような。悪くはないのである、それら作品群も。でもこのアルバムで聴けるポップな歌もの世界はあまりにも完璧すぎたために・・・、ちょっとなあ、というのが個人的な感想である。とまあ長々と書いたけれども、ひっさびさに聴いたら鼻血出そうなくらい興奮してしまったのだった、朝っぱらから。